旧機種「Pixel 3a」と徹底比較!進化した機能は?
Pixel 3a 買わなくて正解?
春に発売されていたはずの「Pixel4a」がいつまでたっても発表されないので「Pixel 3a」が14,000円引きの35,500円で販売された時には購入するか否か迷いました。
しかし、ストレージが64GBしかないうえにmicroSDの増設ができないことがネックとなり見送ることにしました。
新機種の詳しい発表は10月との噂もあり気長に待つ決心をしていたのですが、8月4日に待望の「Pixel4a」が正式発表されました。
価格や機能を比較して「Pixel 3aセール」を買わなくて大正解だったと思いました。
Pixel4a は GoogleStore から入手できます。
「Pixel 3a VS. Pixel4a」スペック比較表
Pixel4a | Pixel 3a | |
販売開始日 | 2020年8月20日 | 2019年5月17日 |
販売価格(税込) | 42,900円 | 49,500円 |
カラー | 黒 | 黒・白・薄紫 |
ディスプレイ | フルスクリーン 5.81 インチ(147.6 mm)パンチホール付きディスプレイ FHD+(1080 x 2340)OLED、443 ppi アスペクト比 19.5:9 常に表示状態のディスプレイ 「この曲なに?」機能 タッチスクリーン | 5.6 インチ(142.2 mm)フルスクリーン ディスプレイ FHD+(2,220 x 1,080)OLED、441 ppi 18.5:9 常に表示状態のディスプレイ この曲なに? |
ディスプレイ特長 | スーパーハイ コントラスト比 100,000:1 ブラックレベル 24 ビット フルカラー(1,600 万色) HDR サポート | スーパーハイ コントラスト比 100,000:1 深い黒レベル 24 ビット フルカラー(1,600 万色) D67 ホワイトポイント |
サイズと重量 | 144mm×69.4mm×8.2mm 143 g | 151.3mm×70.1mm×8.2mm 147 g |
材質 | ポリカーボネート製ユニボディ Corning Gorilla Glass 3 のカバーガラス | ポリカーボネート製ユニボディ Corning Gorilla Glass 5 のカバーガラス |
バッテリー | 3,140 mAh | 3,000 mAh |
メモリ | 6GB LPDDR4X RAM | 4GB LPDDR4 RAM |
ストレージ | 128GB | 64GB |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 730G 2.2 GHz + 1.8 GHz、64 ビット オクタコア Adreno 618 Titan M セキュリティ モジュール | Qualcomm Snapdragon 670 2.0 GHz + 1.7 GHz、64 ビット オクタコア Adreno 615 Titan M セキュリティ モジュール |
背面カメラ | 12.2 メガピクセル(デュアル ピクセル) ピクセル幅:1.4μm デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス 光学式および電子式手ぶれ補正機能 絞り値:ƒ/1.7 視野:77° | 12.2 メガピクセル(デュアル ピクセル) 画素サイズ:1.4μm デュアル ピクセル フェーズ検出によるオートフォーカス 光学式および電子式手振れ補正機能 絞り値:ƒ/1.8 視野:76° |
前面カメラ | 8 メガピクセル ピクセル幅:1.22μm 絞り値:ƒ/2.0 固定フォーカス 視野:84° | 8 メガピクセル 画素サイズ:1.12μm 絞り値:ƒ/2.0 固定フォーカス 視野:84° |
動画 | 背面カメラ 1,080p(30 FPS、60 FPS、120 FPS) 720p(30 FPS、60 FPS、240 FPS) 4K(30 FPS) 前面カメラ 1,080p(30 FPS) 720p(30 FPS) 480p(30 FPS) | 背面カメラ 1,080p(30 FPS、60 FPS、120 FPS) 720p(30 FPS、60 FPS、240 FPS) 4K(30 FPS) 前面カメラ 1,080p(30 FPS) 720p(30 FPS) 480p(30 FPS) |
センサー | 近接センサー、周囲光センサー 加速度計、ジャイロメーター 磁力計 Pixel Imprint:本体背面の指紋認証センサーで簡単にロック解除 気圧計 Android センサーハブ | Active Edge 近接センサー、周囲光センサー 加速度計、ジャイロメーター 磁力計 Pixel Imprint:本体背面の指紋認証センサーで簡単にロック解除 気圧計 Android センサーハブ 接触センサー |
充電 | USB-C 18 W アダプター、USB-PD 2.0 対応 18 W 急速充電 | USB Type-C 18 W アダプター、USB-PD 2.0 対応 18 W 急速充電 15 分の充電で最長 7 時間使用可能 |
ボタンとポート | USB Type-C 3.1 Gen 1 3.5 mm オーディオ ジャック 電源ボタン 音量調節 | USB-C USB 2.0 3.5 mm オーディオ ジャック 電源ボタン 音量調節 |
SIM | ナノ SIM x 1 eSIM | シングルナノ SIM |
メディアとオーディオ | ステレオ スピーカー マイク x 2 ノイズ キャンセレーション | ステレオ スピーカー マイク x 2 ノイズ キャンセレーション |
無線と位置情報 | Wi-Fi 2.4 GHz + 5 GHz 802.11 a/b/g/n/ac 2×2 MIMO Bluetooth 5.0 + LE、A2DP(HD コーデック: AptX、AptX HD、LDAC、AAC) NFC Google Cast 位置情報 GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou | Wi-Fi 2.4 G + 5 GHz 802.11 a/b/g/n/ac 2×2 MIMO Bluetooth 5.0 + LE(HD コーデック: AptX、AptX HD) NFC Google Cast 位置情報 GPS、GLONASS、北斗、ガリレオ |
ネットワーク | 最大 3xCA、DL 2×2 MIMO CAT 12(最大ダウンロード速度 600 Mbps)、CAT 5(最大アップロード速度 75 Mbps)Japanモデル(認証型番G025M) GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz) UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 LTE: 対応バンド 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 26 / 28 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66 FeliCa | 3xCA、2×2 MIMO CAT 11(ダウンロード最大 600 Mbps)、CAT 5(アップロード最大 75 Mbps) GSM / EDGE: クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz) UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 8 UMTS / HSPA+ / HSDPA: すべてのグローバル バンド、6/19 LTE: 対応バンド 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 21 / 26 / 28 / 38 / 41 FeliCa |
同梱品 | 18 W USB-C 電源アダプター 1 m USB-C – USB-C ケーブル(USB 2.0) クイック スタートガイド クイック スイッチ アダプター SIM ツール | SIM ツール クイック スイッチ アダプター 電源アダプター(USB Type-C 18 W) USB-C ケーブル(USB 2.0) クイック スタートセット |
補聴器両立性 | M3 / T4 HAC | M3 / T3 HAC |
セキュリティと OS の更新 | 最新のAndroid10、新しいGoogleアシスタント(Google レンズ機能搭載) 最低3年間のOSアップデートとセキュリティ アップデート | Android 9(Pie) ソフトウェアとセキュリティに関するアップデートを3年間提供 |
AR / VR | AR Core | AR Core |
保証 | 1 年 | 1 年 |
※表中文字の赤い背景色が「Pixel 3a」と比較した場合の進化した点、削除された機能など青い背景色は残念な点
良い点
個人的に評価したいポイントを太字としました。
- スペックに見合った価格設定
- 本体サイズが小さくなって表示領域が拡大
- 4gの軽量化
- バッテリー容量増
- メインメモリが6GB
- ストレージが128GB
- プロセッサ「Qualcomm Snapdragon 730G」搭載
- GPSが日本の「みちびき」QZSSに対応
- USB Type-C 3.1 Gen 1を採用
- 3.5㎜ オーディオ ジャック
- 「ナノSIM」と「eSIM」を使ったデュアルSIM
- 対応コーデック「LDAC、AAC」にも対応
- LTE対応バンド数の増加
- 日本独自のNFC規格「FeliCa」に対応
残念な点
- カラーバリエーションの選択肢が「黒」しかない
- 見た目が安っぽい質感
- 背面カメラの四角デザイン
- ワイヤレス充電機能なし
- 顔認証ができない
- 第5世代移動通信システム「5G」非対応
- micro-SDスロットが未搭載
- 専用ケースが高額
まとめ感想
世界情勢の変化で計画変更をせざるを得ない状況となり、さらに低価格帯の「iPhone SE」が先に販売されて話題になったことも影響したと思われます。
当初日本での販売価格は5万円以上するとの噂も流れていましたが、4万円代前半なら購買意欲が湧いてきます。
Google端末に期待していた身としては「待った甲斐があった!」と思わせるコストパフォーマンスだと感じました。
低価格を武器に中国製スマートフォン端末のシェアが急拡大していますが、独自カスタマイズされたOSには少なからずリスクも潜んでいると思っています。
今後アメリカの動向によってはGoogle Playのアプリが使えなくなる恐れも少なからずあります。
その点Google端末はほぼ純アンドロイド「Pure android OS」なので安心感があります。
さらにソフトウェアとセキュリティに関するアップデートを最低3年間提供してくれることは他メーカーのアンドロイド端末にはない大きな利点です。