Type-Cポート搭載モバイル端末に重宝する超小型USBメモリ
Wi-Fiなどの通信環境に頼らずにスマートフォン内のデーターをバックアップするため、「USB Type-C」コネクターのUSBメモリを購入したのでレビュー。
無数に販売されているUSBメモリの中から以下の条件にあった製品を絞り込みました。
- 容量は64GB以上
- インターフェースはUSB3.0以上
- USB接続端子はType-C
- 持ち運びに容易なコンパクトサイズ
- 名前の知っているメーカー製
- 非キャップ式
- 容量当たり単価は安いほど良し
久しぶりにUSBメモリを見ましたが、低価格化が進んでいることに驚きました。
複数検討した結果、容量当たりパフォーマンスに優れた「SDDDC3-064G-G46」を購入することにしました。
商品到着
今回購入したショップはストレージ販売で定評のある「風見鶏」
USBメモリやSDカードは巧妙な詐称商品が多数出回っているので、信頼と実績のある店舗を選択しました。
「海外リテール品」はメーカーサポートがないので保証面が気になりますが、初期不良2週間以内、初期不良以降1年間の代理店保証があります。
USBメモリは紙台紙+ブリスターパックのパッケージに梱包されています。
海外パッケージなので日本語の説明などは一切ありません。
仕様
ブランド:SanDisk サンディスク
型番:SDDDC3-064G-G46 (64GBモデル)
容量ラインナップ:32GB、64GB、128GB、256GB
インターフェイス:Gen1-A/Type-C両コネクタ搭載
最大転送:150MB/s
動作温度:0~35ºC
保存温度(非動作時):-10~70ºC
対応OS:Windows 7/8/10、macOS X 10.9以降
海外パッケージ品
付属:スマホ用のバックアップアプリ「SanDiskMemoryZone」、インストールガイドPDF
外観寸法
本体を手にした感想は「小さくて軽い!」と「質感が安っぽい」ことでした。
「SanDisk」と書かれた回転式の本体カバーにより両端の異なるUSBコネクタ「Type-CとUSB-A」を使い分けます。
大きめの穴があるのでキーホルダーとしてスマートフォンに付けておくことも可能。
Type-CコネクタはAndroidスマートフォンやiPad Proといったモバイル端末のデータバックアップをWi-Fi回線などを介さずに行えるので重宝します。
USB-A側コネクタは樹脂製なので一見してUSB-Aコネクタには見えません。
一般的な小さめUSBメモリと比べても更にコンパクトで軽いです。
樹脂製USBコネクタの耐久性が少し心配です。
金属部が少ないので本体は僅か4gしかありません。
性能
パソコンのUSBポートに差し込んで確認すると、あらかじめ2つのファイルが入っていました。
スマートフォン用のバックアップアプリ「SanDiskMemoryZone」と英語のインストールガイドPDFです。
アプリはGoogle Playからでもインストールできます。
プロパティを開いてみると容量は57.3GBと表示されていますが、悪質業者はこの表示を偽装して販売しています。
念のために専用の容量チェックフリーソフト「H2testw」を使って実際の容量をチェックしてみました。
英語表記ですが使い方は簡単で①~④を選択クリックするだけです。
テスト結果は容量:58676MB、書き込み速度:31.8MB/s、読み込み速度:124MB/sとなりました。
テスト中の本体は発熱がありましたが触れられないほどではありません。
ベンチマーク
定番ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」を使ってUSB-A/Type-Cそれぞれの速度を測定してみました。
メーカー公称最大転送は150MB/sなのでUSB3.0ポート接続時は十分なスピードが出ていることを確認。
最初に測定した結果が40MB/s程度だったので念のために逆向きに差して再度測定すると期待通りの結果が得られました。
Type-Cでの接続は差し込む向きによって速度が全く違うので、遅いと感じた場合は逆向きに差してみましょう。