AMD製CPUにも脆弱性?MSIマザーボードのBIOSを更新して対策

MSI マザーボード BIOS更新

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Intelだけではなかった…最新BIOSでCPUの脆弱性からパソコンを守ろう!

少し前からIntel製CPUに深刻なセキュリティ脆弱性が発見されたとの記事を目にしていましたがAMD製のCPUを使用しているので関係ない話だと思っていました。

…がしかし、今月(2024年8月)になってからAMD製CPUにも影響を及ぼす重大なセキュリティ脆弱性「Sinkclose」が既知だったとの記事がでてきました。

要は脆弱性は把握していたけどセキュリティアップデート配布の目途がつくまで公表しなかったということですが….仮に感染してしまったら修復不可能なので救済できないことになってしまいます。

これに関してメーカー側の言い分としては通常のウィルス対策をしていれば容易く感染しないので問題ないとの見解らしいです。

兎に角、対象のCPUなので早急に対策すべきです。

方法を調べてみると、マザーボードのBIOSをセキュリティ問題が修正された最新版に更新することで解決できるようです。

今回セキュリティアップデートの対象となっているCPUは下記のとおりです。

デスクトップ向け
AMD Ryzen 5000シリーズ
AMD Ryzen 7000シリーズ
AMD Ryzen 4000シリーズ with Radeon Graphics
AMD Ryzen 8000シリーズ with Radeon Graphics

ノートPC向け
AMD Athlon 3000シリーズ with Radeon Graphics
AMD Ryzen 3000シリーズ with Radeon Graphics
AMD Ryzen 4000シリーズ with Radeon Graphics
AMD Ryzen 5000シリーズ with Radeon Graphics
AMD Ryzen 6000シリーズ with Radeon Graphics
AMD Ryzen 7020シリーズ with Radeon Graphics
AMD Ryzen 7030シリーズ with Radeon Graphics
AMD Ryzen 7035シリーズ with Radeon Graphics
AMD Ryzen 7040シリーズ with Radeon Graphics
AMD Ryzen 7045シリーズ
AMD Ryzen with Radeon Graphics

BIOSの更新は慎重かつ確実に行わないとマザーボードが使えなくなるリスクがあるので慎重に行ってください。

今回BIOS更新するマザーボードは以前レビューしたAM4 MSIマザーボード「MPG B550 GAMING PLUS」となります。

更新作業に入る前に下記を準備しておきましょう。

  • USBメモリー(4GB以上64GB未満、フォーマット形式:FAT32)
  • Microsoft アカウントとパスワード(暗証番号PINの再設定に必要)
  • メール認証確認用のスマートフォンなど
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64GB以上はFAT32でフォーマットできません

USBメモリをパソコンにさしてFAT32形式でフォーマットしておきます。

MSI マザーボード BIOS更新

USBメモリのドライブを左クリックして「フォーマット(A)」をクリックします。

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ファイルシステム「FAT32(既定)」を選択して「開始(S)」をクリックします。

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保存データが消去される警告画面を確認して問題なければ「OK」をクリックします。

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フォーマットが完了したら「OK」をクリックしてUSBメモリの準備は完了です。

BIOS更新の前に現在のBIOSバージョンを確認してみます。

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MSIマザーボードのBIOS画面を開くには再起動してからビープ音がなるときにDeleteキーを連打します。

BIOS Ver:E7C56AMS.1C0
BIOS date:03/13/2023

※BIOS画面の開き方はマザーボードメーカーによって異なります。

事前準備ができたら使用している「マザーボード型番 BIOS」で検索します。

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検索結果の上位にマザーボードメーカーのBIOSダウンロードページリンクがでてくると思いますのでクリックします。

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「MPG B550 GAMING PLUS」>「Drivers&Downloads」>「BIOS」画面の最上位が最新版となりますのでダウンロードをクリックします。(※但しBeta版でないことを確認)

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Chromeブラウザ右上のダウンロードからファイルアイコンをクリックします。

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先ほどダウンロードした「7C56v1l.zip」を右クリックして「すべて展開」をクリックします。

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展開先のフォルダを確認して「展開(E)」をクリックします。

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「7C56v1l.zip」が解凍されて「7C56v1l」フォルダができるので右クリックから「コピー(C)」をクリックします。

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事前にFAT32でフォーマットしたUSBメモリに「貼り付け(P)」してコピーします。

これでBIOS更新の準備は完了です。

続いてパソコンを再起動してBIOS画面に入ります。

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メニュー画面左下にある「M-Flash」をクリックします。

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フラッシュモード開始の確認画面がでますので「はい」をクリックします。

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フラッシュモード画面のDrive欄からUSBメモリを選択して「7C56v1l」ファイルをクリックします。

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「7C56v1l」フォルダ内にある「E7C56AMS.1l0」をクリックします。

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確認画面がでますので間違いないことを確認して「Yes」をクリックします。

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BIOSアップデートは5分間ほどかかるので何もせず待機します。

自動的に再起動されてWindows11が起動します。

暗証番号(PIN)を設定していた場合は再設定する必要があるのでMicrosoftアカウントでセットアップ&認証を行います。

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最後にBIOS画面のBIOSバージョンを確認すると以下のように更新されていました。

BIOS Ver:E7C56AMS.1l0
BIOS date:07/13/2024