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CPUクーラーの取り付けを簡単確実に行う為のPCパーツ【BS-1156A】
苦手な作業
CPUクーラーのファンが故障したので取り外して交換する必要に迫られました。
自作パソコンの組み立て行程の中でプラスチックピン留め式のクーラー取り付けは一番苦手な作業です。
ピンの刺さり具合を何度もマザーボードの裏側から確認しなければならず毎回苦戦します。
ヒートシンクの形状にもよりますが狭い隙間に手探りでピンを押しながら捻じ込む作業はとても指が痛い!
失敗の衝動買い
取り付け時の困難と苦痛を解決するためにCPUクーラーをねじ留めできる「AINEX LGA1156用 ヒートシンクバックプレート BS-1156A」を衝動的に購入しました。
しかし取り付ける段階になって使用している「刀3 SCKTN-3000」には取り付けできないことが判明…
ヒートシンクが干渉して赤矢印のスペーサーネジをドライバーで締めることが物理的に不可能。
よって今回は使用レビューではなく商品紹介レビューのみとなります。
商品の概要
ブランド:Ainex
製品名:LGA1156用 ヒートシンクバックプレート
メーカー型番 : BS-1156A
対応クーラー : Intel純正LGA1156、LGA1155、LGA1150
ネジ固定 : スプリング式
マザーボードとの接触面には絶縁シートが貼付済みです。(ナット台座部分を除く)
内容物 : プレート本体(x1)、スペーサーネジ/スプリング/Eリング(各4)特徴
Intel純正LGA1156/LGA1155/LGA1151/LGA1150リテールクーラー専用です。
標準のピン固定に不安や取り付けづらさを感じている方に最適です。
マザーボード付属のILMバックプレートに重ねて取り付けます。
バックプレートに固定することでマザーボードの歪みが軽減されます。
スプリングで密着度が上がり、CPUの熱伝導率がアップします。
スプリングネジ固定タイプ
マザーボードとの接触面には絶縁シートが貼付済みです。(ナット台座部分を除く)AINEXアイネックス ウェブサイトより引用
内容物
- プレート本体
- スペーサーネジ×4
- スプリング×4
- Eリング×4
Intel純正リテールクーラー専用となっていますが、バックプレートに干渉する部品がマザーボード上になく、スペーサーネジを支障なく締めることができれば他のクーラーでも取り付けが可能です。
商品の外観寸法
マザーボード裏面と接する側には約6.5㎜のスペーサーがあるのでバックプレートと基盤に接することはありません。
マザーボード裏面に取り付けてあるILMバックプレートやチップなどにも干渉しません。
プラスチックピンの取り外し
バックプレートを取り付ける前にCPUクーラーについているプラスチックピンを取り外しておく必要があります。
「出典:AINEX BS-1156A取扱説明書」
設置作業手順
- マザーボードからCPUクーラーを取り外します。
- CPUクーラーのプラスチックピン4本を外します。
- CPUとクーラーに付着しているグリスなどをきれいに拭き取ります。
- ネジにスプリングを装着しクーラーの固定穴に通します。
- ネジ溝下の突起部分と固定穴の隙間にEリングを入れて通したネジを固定。(4か所)
・ラジオペンチなどでネジとEリングを挟むように取り付けると簡単です。
- マザーボード上に干渉する部品がないか確認します。
・あらかじめバックプレートをテープで仮付けしておくと落下せずに作業ができます。
・マザーボード裏面のILMバックプレートが中央の穴に入るように向きを揃えて本製品のナット突出部分をマザーボードの固定穴に合わせて設置。
- CPUにグリスを塗布し、ネジ設置済のクーラーをCPUの上に固定穴位置を合わせて置きます。
- クーラーが斜めにならないようにプラスドライバーで対角線上のネジを均一に締めます。
※ネジの締め過ぎに注意!バックプレートが変形したりネジ穴が広がってしまうことがあります。ネジは対角線上に均一に締めます。
まとめ所感
マイナーパーツではありますが少なからずニーズがある商品だと感じました。
自作パソコンの工程でプラスチックピンで固定する作業が苦手な方は結構多いと思います。
また、ピン留め式に比べて簡単に緩む心配がないことも大きなメリットです。
導入にあたって注意するべき点としては、ヒートシンクが大きいタイプや今回失敗例のようにヒートパイプが傾斜しているタイプは固定穴にプラスドライバーがアクセスできないので取り付けできません。
固定穴に真上から支障なくアクセスできることを必ず確認しておきましょう。