蛇口と洗濯機給水ホースの接続アダプター(ビス止め口金)を交換
蛇口に白い粉が…
洗濯機用の給水蛇口に取り付けている「ビス止め口金」に白い結晶のようなものが付着していることに気付きました。
水漏れはしていないようですが見た目にも劣化が進んでいるような気もします。
15年以上取り替えた記憶がありません。
白い粉について調べてみると水道水に含まれているカルキの結晶のようです。
…ということは、僅かながら水道水が漏れ出ている?!
洗濯機の自動給水のために四六時中蛇口は開いたままの状態ですので、常時水圧がかかっています。
何かの拍子に外れたりすれば水浸しになる恐れもあります。
交換を検討
経年劣化も原因と思われましたので交換する方向で検討します。
商品探しで気になったのが「水漏れ防止機能付きニップル」です。
このタイプの洗濯機専用給水栓の取り換えを外注した場合は、商品だけで2,200~3,300円もします。
通販で購入した場合は約半分の価格で購入可能です。
取り換えには特殊工具なども必要ないので自分ですることにしました。
現在使用している「ビス止め口金」に比べれば値段は3倍以上しますが、万が一ホースが外れても水漏れ防止のストッパー機能が働いてくれるので安心です。
現在の給水ホースが約1m弱と短いこともあり、脱水時など洗濯機がずれ動いた場合に引っ張られる懸念があったことも購入動機の一つです。
商品概要
注文翌々日に商品が到着。
洗濯機用ニップル(水漏れ防止ストッパー付き)金属製 真下向き
取付ネジサイズ W26 山20 取付可能な水栓(呼13)
商品の説明
品 番:772-545
品 名:洗濯機用ニップル(ストッパーつき)
材 質:黄銅
使用流体:上水道水
使用温度:1~50°℃
使用圧力:0.05~0.75MPa
セット明細:洗濯機用ニップル(ストッパーつき),Oリング(各1コ)
キャップを外すとOリングが取り付けられています。
ニップル部が樹脂製の少し安価な商品もありましたが、劣化の心配がない金属製にしました。
注意事項
注意事項は以下のとおりです。
- 本品は洗濯機用給水ホース以外には使用しないでください。
- 東芝・サンヨー・NEC製品の洗濯機用給水ホースは、下図のタイプ以外には使用できません。
- 取付前後および定期的にゆるみがないかを確認し、しっかりと水栓本体に締付けてください。
- 元止式湯沸器には使用しないでください。
- 使用後は必ず水栓のハンドルを閉めてください。
- 逆流防止のため、逆流防止機能つきの器具を使用してください。
- 冬期は凍結破損防止のため、ホース、製品内の水を抜いてください。
- 取付けに必要な部分以外は絶対に分解しないでください。
取り換え
作業時は安全のために軍手を着用しましょう。
使用する工具は水栓スパナですが、26㎜のレンチかスパナでOKです。
その他に軍手や雑巾を用意しておきましょう。
まず、作業前に蛇口のハンドルが確実に閉められていることを確認してください。
給水ホースを雑巾で覆いながらビス止め口金から外します。
残り水が漏れ出るので注意!
蛇口パイプのナットを水栓スパナでゆっくりと緩めます。
蛇口パイプを取り外した水栓本体内部にパッキンがありますので取り外します。
商品内部に付いていたOリング(パッキン)を水栓本体にはめ込みます。
ニップル内部の樹脂リングがあることを確認して、水栓本体に手で仮付けします。
水栓スパナでゆっくりと締め付けます。あまり強く締め付けすぎないように!
試しに給水ホースを取り付けずに蛇口を開いてみましたが、「水漏れ防止ストッパー」が働いて水が出ることはありません。
給水ホースの接続
給水ホースの作動部を引きながら、本体にカチッと音がするまで差し込みます。
ロックレバーをニップルのツバにしっかりと掛けます。
内部に溜まった圧力の逃し方
- 給水ホースを差込む前に通水した場合や、通水中に給水ホースが外れた場合は、水栓のハンドルを止水状態にしてから、シャフトを横方向に押込んで内部に溜まった圧力を逃がしてから、給水ホースをニップル部に差込み直してください。
- 圧力を逃がす際、ニッブル内部に溜まった水がこぼれますので、タオルやビニル袋などで受けながら作業してください。
- 上記の方法で圧力を逃せない場合は、水栓のハンドルは止水状態のまま、ナットを「レンチ」などでゆるめて、完全に圧力を逃がしてから、再度取付けてください。
まとめ
取り換え作業は30分もかからず、工具も26㎜スパナだけで交換できる簡単な作業です。
最近までこのような製品があることを知りませんでしたが、交換することによって万が一の水漏れ防止機能の安心感は大きいです。
特に屋内に洗濯機を設置されている場合は必須パーツだと思います。