目次
コストパフォーマンス最強 10インチタブレット
衝動買い
現在使用しているタブレットはAndroid4.0と古くて動作が重いうえに非対応アプリも多くなってきました。
最近はほとんど使う機会もなくて、たまにワンセグを見るくらいです。
タブレットでできることはスマートフォンで全てできてしまうので、買い替える予定もありませんでした。
年数回のセール時には「Fireタブレット」にも食指が動いたのですが、「Amazon専用OS」ということもあり、制約が多そうなので購入に踏み切れずにいました。
しかし、その迷いをも吹き飛ばす破格セールに釣られて、ついに衝動買いしてしまいました。
タブレット到着
大きめの段ボール内にしっかりと梱包用接着剤で固定されていたので、配送中に暴れる心配もありません。
タブレット梱包パッケージはレターパックのような厚紙製です。
開封
パッケージ裏側上部のつまみを引っ張って開封します。
内容物は
- Fire HD 10 タブレット本体(第7世代)
- Amazon 9W電源アダプタ
- USB充電用ケーブル
- 黒ミニ冊子
- 白ミニ冊子
付属品を含めて必要最小限という感じの内容物です。
パッケージなどの見栄えにお金をかけるより、価格を下げるためのコスト削減姿勢に好感が持てます。
特徴など
- 10.1インチHDディスプレイ(1920×1200)
- MICROSDスロット(最大256GB)
- クアッドコア
- デュアルパンド AC WIFI
- フロント&リアカメラ
- DOLBY
素早いレスポンス・HDディスプレイ
鮮やかな10.1インチ1080p HDディスプレイ(1920 x 1200)
クアッドコアプロセッサー(最大1.8GHz)、2GB RAM、長時間持続するバッテリー。
microSDカードで256GBまで拡張可能なストレージにコンテンツを保存して、オフラインでも楽しめます。
迫力のワイドスクリーン
200万ピクセル以上のディスプレイで、HD画像を美しく再現。ステレオスピーカ ー、Dolbyオーディオ搭載。
マンガも見開き表示で読めます。
お気に入りのエンターテイメントをデュアルバンド802.11ac Wi-Fiでシームレスにストリーミング。
エンターテイメントを楽しむためのデザイン
映画、TV番組、楽曲、Kindle本、雑誌、Androidアプリ、ゲームなど、何百万もの豊富なコンテンツによる品揃え。
プライム会員なら、プライム・ビデオをダウンロードしていつでもどこでも楽しめます。
Amazonならではの便利な機能
Amazon独自の Blue Shade、ASAP、Whispersync、X-Ray、On Deckなど、便利な機能が満載。
アメリカ企業らしく、安全や契約に関する事項が長々と記載されています。
一般ユーザーの関心事項は保証だと思いますので下記に抜粋しました。
限定保証
このFire端末(以下「端末」と呼びます)をAmazon.co.jp、Amazon.com、Amazon.co.uk、Amazon.de、Amazon.fr、Amazon.it、Amazon.es、米国、欧州、または日本の正規販売代理店のいずれかで購入された場合、端末には1年間の限定保証が適用されます。
詳細についてはwww.amazon.com/devicesupportをご覧ください。
黒い冊子はタブレットの各部位や充電・電源・ロック解除の方法が図解されています。
タブレット本体の詳細
最大のセールスポイントと思われる画面解像度は、Full HD以上となる1920 x 1200、画素ピッチ224ppi相当のIPS液晶パネルを採用しているので非常に綺麗です。
しかし、画面比率が16:10なうえベゼル幅も広いのでかなり横長に感じます。
タブレット寸法(※実測値読み取り)
- 横方向全幅:約160mm
- 縦方向全高:約261mm
- 厚さ:約10mm
- 重量:約503g
パネル面上部に約30万画素(640×480)のフロントカメラと環境光センサーを搭載。
裏面上部左側に約200万画素(1600×1200)HDリアカメラを搭載。
左側面上部にMicro SDスロット(最大256GB)
右側面に2基のスピーカーを搭載。
タブレット上部にボタン端子類がまとめられており、左側から
- 電源ボタン
- Micro-B USBポート
- マイク
- イヤホンジャック
- ボリュームボタン
が配置されています。
デバイス仕様
画面サイズ | 10.1インチ |
世代 | 第7世代 |
画面解像度 (ピクセル) | 1920 x 1200 IPS |
HDサポート | 1080p HD解像度 |
画素ピッチ | 224ppi |
マルチタッチ | 5ポイント ※追記あり |
RAM | 2 GB |
システムオンチップ (SOC) プラットフォーム | MediaTek MT8173 (64ビットクアッドコア) |
CPU | 2xARM Cortex-A72 (1.8 GHz)、2xARM Cortex-A53 (1.4 GHz) |
GPU | PowerVR GX6250 GPU |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac (デュアルバンド) |
外部ストレージ | 最大256 GBのMicroSD |
Bluetooth | 4.1+LE |
位置情報サービス | WiFiベース |
AndroidバージョンとAPIレベル | Android 5.1、22 |
最新のFire OSのバージョン | 5.6.0 |
前面カメラ | 約30万画素(AFなし) |
背面カメラ | 約200万画素(AFなし) |
光センサー | あり |
加速度計 | あり |
バッテリー容量 | 6,300 mAh(駆動時間10時間) |
※追記:マルチタッチは「5ポイント」と記載されていますが、アプリによるマルチタッチテストの結果は「10ポイント」でした。
「設定→開発者オプション→タップを表示」に設定しても10ポイント認識していることが確認できました。
付属品
「Amazon 9W電源アダプタ」と「USB充電用ケーブル」が付属品として付いています。
電源アダプタの出力性能は9W÷5V=1.8Aとなっています。
付属電源アダプタとUSB充電用ケーブルを使って、USB簡易測定器で電圧と電流を計測してみました。
電圧:5.19V、電流:1.77A
5.19V×1.77A=9.18W となり、規格通りの出力が確認できました。
メリットデメリットなど
メリット
- 10インチクラスのタブレットでは断然価格が安い
- IPS液晶(高解像度1920 x 1200)で画面が綺麗
- Google Playの導入可能(非公式自己責任)
- RAM 2GB
- 外部ストレージ増設用のMicroSDスロット搭載
デメリット
- Amazon独自AndroidOS採用
- GooglePlay非対応
- リアカメラ:2MP、フロントカメラ:0.3MP
- オートフォーカス・フラッシュライト非搭載
- GPS非搭載
- ベースAndroidバージョンが5.1
- ディスプレイマルチタッチが5ポイント → 10ポイント認識を確認
- 通知LEDがないので通知や充電状況がわからない
- 電源オフ時に充電すると自動的に起動
- ホームアプリの変更ができない
- ディスプレイへの映り込み
- 最小音量が大きい(アプリで解決可能)
- ボディーの質感がチープ、厚みがあり少し重い
使用感
10インチ、本体重量が約500g、ケース装着時で約720gもあるので、基本的に置いて使用するタブレットだと思います。
手に持ちながら使用するのは思ったよりも腕が疲れます。
ボディー外装は樹脂製で、大きな「Amazon」ロゴが目立ちますのでチープさは否めませんが、専用ケースを装着することによって見た目を変えることは可能。
一番期待した動画再生はコマ落ちすることもなく、綺麗な映像出力に満足できました。
MP4、WMV、AVI、FLV、TSファイルもVLCプレイヤー(GPより導入)で問題なく再生できました。
搭載カメラ機能
カメラで花を撮ってみました。
解像度が小さくてフラッシュライトやオートフォーカス機能もありません。
リアカメラはコードの読み取り、フロントカメラはビデオ通話の用途程度にしか使えないと思います。
総評
今では当たり前に搭載されているセンサー類の多くが非搭載なので用途は限定されるうえ、Amazon専用OSということもあり馴染めない点もありますが、ユーザーが多いので問題点を解決できる可能性も高いタブレットです。
また、非公式ではありますが「Google play」を導入できることは非常に大きなメリットだと思います。(不具合が生じた場合のリスクは自己責任)
10インチクラスタブレットとしてのコストパフォーマンスは間違いなく最高クラスの端末だといえるでしょう。