接続端子の上下確認不要で簡単に接続できる!マグネット式MicroUSB充電ケーブル
購入動機
MicroUSB端子のデメリットは抜き差しが面倒な点にあると思います。
特に暗い場所では挿し難くて上下を確認するのが面倒です。
また、スマートフォンのように毎日充電する機器は頻繁に抜き挿しすることになるので、端子の接触が悪くなるなど不具合が発生する可能性も高い部位です。
ここが壊れると高い修理代が必要となってしまいます。
そこで、これらのお悩みを解決してくれそうな製品がマグネットケーブルです。
最近のスマートフォンはリバーシブル差し込み可能なUSB Type-Cケーブルが徐々に普及してきています。
しかしながらスマートフォンをはじめ、MicroUSB端子の製品が圧倒的に多いです。
スマートフォン、タブレット、モバイルバッテリー、Bluetoothイヤホンなど。
いずれも充電頻度の高い製品ばかりです。
特にスマートフォンのMicroUSB端子を少しでも傷まないようにする目的でマグネットケーブルの購入を検討しました。
製品の選定にあたっては、スマートフォン側のMicroUSB端子にマグネット接続端子が挿しっぱなしとなりますので、パソコンとのデータ通信が可能なタイプを探しました。
丸型のマグネットタイプはデータ通信ができません。
商品概要
マグネットケーブル長は端子部分を除いて約1mです。
ケーブルは見た目が美しいスリーブのようなメッシュ素材で被覆されており、取り回しはクセがつくこともなくて柔らかいと感じます。
モバイルバッテリーにマグネット端子を取り付けてみました。
MicroUSB側端子の大きさは約10mm×5mmの楕円形です。
約2mmほど突出しています。
スマートフォンのMicroUSB端子に取り付けてみました。機種によっては出っ張りが気になるかもしれません。
幸いスマートフォンケースTPUカバーを装着することによって出っ張りは収まりました。
充電性能
急速充電に対応しているのか記載がなかったので簡易電圧電流チェッカーで測定してみました。
2.4A出力のモバイルバッテリーで1.20Aでした。
電圧は5.00Vでした。
スマートフォンデバイス側で電流をコントロールしていると思うので、充電ケーブルの出力性能としてはまずまずだと思います。
メリット
何といっても面倒なMicroUSBの抜き差しをしなくていいこと。
上下を気にせず端子を近づけるだけで「ピタッ、カチッ!」と吸い付いて充電開始するのはとても便利です。
暗い場所でもLED付きなので端子に近づけるだけで簡単に接続できます。
デメリット
- 規格が統一されていないので販売メーカーによって端子の大きさや形状が違う。
- 外出時にはケーブルを常に持ち歩く必要がある。
- 鞄など入れたまま充電するとケーブルが外れていることが多い。
接続は非常に便利ですが、商品の低評価が多い最たる原因は外れやすいことだと思います。
移動中に鞄の中で充電していると、充電できていないことが度々あります。
これはマグネット端子が横方向からの力に弱いことにあります。
特にケーブルを介して横方向に力が伝わるとすぐに外れてしまいます。
移動中のカバン内での充電やスマートフォンを使いながらの充電には適さないと思います。
LEDライトを顔側に向けて接続すると眩しいです。逆向きに接続すれば問題ありませんが…。
USB-A端子側は滑り易くて抜くときに掴みにくいのも難点です。
実体験した注意点として屋外で使うときにはマグネット端子側を絶対に地面に落としてはいけません。
屋外でスマートフォンに充電しながら操作していた時に、ケーブルに引っ掛かって地面に端子が落ちてしまいました。
慌てて拾い上げて見ると、端子に黒い異物が付着していました。
よく見ると黒くて細かい砂鉄?のようなものが吸い付いています。
磁力が強くて付着物が細かいので、その時は完全に除去できませんでした。
帰宅してから粘着テープを使って丁寧に取り除きました。
充電機器側の安全装置が働くとは思いますが、このような状態のままで通電するとショートする可能性があります。
ケーブルを持ち歩く時には必ず小袋に入れるようになりました。
総評
改めて使用感をふり返ってみると、デメリットの方が多いです。
今回マグネットケーブルを多数調べてみましたが、日本メーカーの取り扱いが少ないと感じました。
便利なアイデア商品ですが、今回レビューしたようにデメリットの方が多いので商品化するのは難しいのだと思います。
しかしながら接続時の使い勝手はとてもいいです。
移動中のバッグ内やスマートフォンの「~ながら充電」にはあまり適さないですが、モバイルバッテリーやBluetoothイヤホンのように充電中使用しない機器の接続には便利です。