USB 簡易電圧電流チェッカーCHARGER Doctor(RT-USBVA1)
購入の動機
今やほとんどの人が毎日のようにUSB充電をしているのではないでしょうか?
気が付けば製品付属のUSB充電ケーブルやUSB充電器、モバイルバッテリーなどが年々増えてきました。
いつも適当にUSB充電ケーブルを選んで使っていましたが、充電時間の長いUSBケーブルが混在していることに気付きました。
見た目だけではどれくらいの出力で充電されているのか全くわかりません。
そこで便利なのが「USB簡易電圧電流チェッカー」です。
どれだけの「電圧・電流」で充電されているか、一目瞭然で確認することができます。
機器の概要
製品名:CHARGER Doctor
型番:RT-USBVA1
測定範囲
電圧:3.5V~7.0V 電流:0A~3A
大きさ寸法(実測値)
長さ:52.5mm、幅:21mm(USB端子を含んだ幅:32.5mm)、厚さ:15mm
重量:約15g
使い方
使い方は非常に簡単です。
USB簡易電圧電流チェッカーの本体にはUSB-Aタイプの入力と出力端子があります。
充電時測定の場合、充電機器と充電対象デバイスの間に挟む形で接続するだけです。
充電が始まると同時に電圧は5秒間、電流は10秒間交互に表示してくれます。
非常に見やすい赤色LEDで表示されます。
使用感
購入前に本製品のレビューで「何を測定しても同じ値しかでない!☆1つ」という書き込みを見ました。
粗悪品ということも考えられますので、測定性能を出力の違う充電器で試してみました。
初めに
ACアダプター規格5.0V-0.5Aの充電器を測定。
測定値は 電圧:5.13V、電流:0.46A
次に
ACアダプター規格5.0V-1.0Aの充電器を測定。
測定値は 電圧:5.02V、電流:1.11A
最後に
ACアダプター規格5.0V-2.0Aの充電器を測定。
測定値は 電圧:5.01V、電流:1.34A
測定値の表示には多少のばらつきがありますが、充電器出力に応じてきちんと変化していることが確認できました。
一般的なUSB端子の電圧は5V前後なので概ね正しい数値を示していると思います。
充電の性能において重要なのが電流です。
一般的に電流が大きいほど充電スピードが速くなります。
2A出力充電器で全てのUSBケーブルをチェックしたところ、0.5A前後しか出力できないのが混在していました。
それはBluetoothイヤホンに付属していたUSBケーブルだとわかりました。
その他にも100均で購入したものにも充電性能が低いものがありました。
注意点
測定値に関して注意する点があります。
2.4A急速充電モバイルバッテリーを購入した時に、このチェッカーを使って何度測定しても1.0A前後しか表示されません。
2A対応USBケーブルを使用しているにも関わらず。
この原因はモバイルバッテリーや充電器、あるいは充電されるデバイス側で電流を制御コントロールしているようです。
スマホを充電しているときにUSB簡易チェッカーの電流出力をみていると、満充電に近づくにつれて電流出力が下がってきます。
これはスマホ側でバッテリーを保護する安全機能が働いているためだと思われます。
最近の製品はこのような安全機能を搭載した製品が多いので、必ずしも最大出力で充電しているとは限らないようです。
総評
最近のUSB機器や付随する商品は玉石混載状態です。
見た目だけでは性能が判断できません。
このような簡易電圧電流チェッカーがあれば、見えない電気も数値で示してくれるので非常に便利です。