Androidタブレットの特性を活かせるアプリ紹介
Fireタブレットの欠点回避
FireタブレットはAmazonのサービスに特化した専用OSが採用されており、基本的にAmazonストアから提供されるアプリしかインストールできません。
Androidユーザーにとって使い慣れたGooglePlayのアプリがないことが最大のネックとなります。
しかしGooglePlayサービスを導入することによってコスパ最強のAndroidタブレットに生まれ変わります。
「Fire Toolbox」を使えばGooglePlay導入、Amazonアプリの無効化、カスタマイズなどが簡単にできることを前回記事で紹介しました。
「Fire Toolbox」でAmazonタブレットをカスタマイズ【設定編】
Androidバージョンアップは期待できない…
第11世代のFireタブレットに導入されているモバイルオペレーティングシステム「Fire OS」はAndroid9.0をベースにしています。
2022年2月時点のAndroid最新バージョンは「12」なので、3世代前となる「9.0」は使い勝手が悪いと感じることもあります。
歴代のFireタブレットを振り返ってみてもOSのバージョンアップは期待できません。
これは年々対応するアプリも少なくなっていくことを意味します。
従ってFireタブレットが快適に使える年数は短いと言わざるを得ません。
それでも用途を限定すればコスパ最高のタブレットであることに変わりなく、第7世代(2017年)Android5ベースのHD10はサブディスプレイ用途や動画視聴用として未だに活躍してくれています。
おすすめアプリ13選
前置きが長くなりましたが、今回は第11世代Amazon Fire HD 10にインストールしているアプリを紹介したいと思います。
なお、タブレットにはGooglePlayサービスがインストールされていることを前提とします。
Nova Launcher ホーム
アンドロイドの人気ホームアプリといえば「Nova Launcher」といっても過言ではないと思います。
優れたカスタマイズ性と数々の便利な機能は一度使い慣れたら手放すことができません。
有料版の「Nova Launcher Prime」ではダブルタップでスリープ状態にできるなど便利な機能が使えるようになるのでおすすめです。
時期は不定期ですが年末などの商戦期にはセール価格で入手できる可能性が高いです。
「Fire Toolbox」経由からでも自動的にインストールすることができます。
「Fire Toolbox」でAmazonタブレットをカスタマイズ【設定編】
※FireOSバージョン(Ver.7.3.2.2~)によってはFire仕様のホーム画面に強制的に戻されてしまう場合があります。
Nova Launcher ホーム
TeslaCoil Software無料posted withアプリーチ
spacedesk
タブレット最大の利点は大きなディスプレイですが、それを活かせる用途として考えられるのがパソコンのサブディスプレイとしての利用です。
パソコン作業で他の資料を参考にしたい場合や動画視聴のながら作業など、PCディスプレイのワークスペースを犠牲にすることなく別画面で表示できるのはとても便利です。
パソコンとタブレットにインストールするだけで難しい設定もなく簡単にサブディスプレイ化できるので重宝しています。
導入方法や設定などの使い方を過去に紹介していますので参考にしていただければ幸いです。
タブレットをワイヤレスでサブディスプレイ化(その1)和訳画像付き【spacedesk】
タブレットをワイヤレスでサブディスプレイ化(その2)【spacedesk】
spacedesk (multi monitor display extension screen)
datronicsoft無料posted withアプリーチ
Smart Task Launcher
FireOSはAndroid9ベースなのでAndroid11以降に採用された機能のジェスチャーナビゲーションによる「戻る」操作が使えません。
下部に隠れたナビゲーションバーを呼び出して戻るボタン▲をタップしなければなりませんが、キーボード一体型ケースを使用している場合は操作し辛く感じていました。
この煩わしさを解決してくれるアプリが「Smart Task Launcher」で、スワイプするだけで「戻る」ことができるので操作性が向上します。
本アプリは「戻る」以外にも様々なジェスチャーアクションに機能を割り当てることができます。
なお、無料版で割り当てられるアクションは1つだけとなります。
アクション
- 左スワイプ・右スワイプ・上スワイプ・下スワイプ
- シングル・ダブルタップ
- 長押し
- 左上スワイプ・左下スワイプ・右上スワイプ・右下スワイプ
機能
- ランチャーを起動
- Back
- ホーム
- Recents(最近利用したアプリ)
- 通知領域を開く
- 電源ダイアログ
- クイック設定を開く
- Toggle Split Screen(Android7~)
- ホットスポットを非表示
- 画面ロック(Android9~)
- スクリーンショット(Android9~)
Smart Task Launcher
Jskt無料posted withアプリーチ
ローテーションコントロール
普段Fire HD 10は専用キーボードに取り付けて使用しているので基本的に横画面での使用となります。
アプリによっては強制的に縦画面で表示されてしまうのですが、通知バーから画面の自動回転を有効にしても横向きになってくれないアプリも多数あります。
ローテーションコントロールはアプリを起動したときにどの向きに表示させるかアプリ別に設定することができます。
※本アプリを使っても横向き表示できないアプリもあります。
ローテーションコントロール:画面の向き(回転)をアプリごとに自動切り替え
HDM Dev Team無料posted withアプリーチ
Volume in Notification3.3
タブレット端末は基本的に持ったまま使わないので音量調節をする際に本体物理ボタンから行うのは煩わしく感じます。
「Volume in Notification3.3」を使うことによって通知バーメニューからタッチ操作で音量調節を行うことができるので昔から愛用しているアプリです。
しかしながら本アプリの更新は2018年以降されておらず、GooglePlayストアからも削除されています。
現在はAPKファイルのダウンロードサイトから入手してインストールすることになります。
所謂野良アプリなので安全性に関しては自己責任の上での使用となります。
「Volume in Notification3.3」のAPKファイルはこちらからダウンロードできます。
System UI Tuner
時刻表示に「秒」を表示するにはAndroidの隠れ機能「システムUI調整ツール」から設定すれば表示させることができます。
普通のアンドロイド端末であれば通知バーの設定アイコン(歯車)を長押しすることでシステムUI調整ツールメニューが追加されるのですが、Fire HD10の場合はそのように操作しても無反応です。
そこで「System UI Tuner」をインストールすることでステータスバー(通知バー)の表示項目設定をすることが可能となります。
System UI Tuner
Bryan C無料posted withアプリーチ
VLC
動画再生の定番無料アプリで痒いところに手が届く万能プレイヤーです。
動画や音楽の再生に限らずエンコードまでできてしまうのが凄いです。
スマートフォンで見る動画と比べればタブレットは動画視聴のためのデバイスであることを再認識させられます。
VLC for Android
Videolabs無料posted withアプリーチ
NHKプラス
近年テレビを見ることが殆どなくなったのですが、7時のNHKニュースだけは視聴しています。
本アプリを導入することで過去番組なども視聴できますが、受信料を支払っていない場合は「嫌がらせの字幕」?が常時表示されたままになります。
また、放映権の関係なのか映像カットされることも多く、地方ニュースは首都圏放送に限られることも不満です。
最近はニュース番組ですらバラエティー化して下らない話題を取り上げることが多いように感じますが、本アプリで視聴することにより2倍速再生で時間の節約ができるのでインストールしています。
NHKプラス
NHK (JAPAN BROADCASTING CORP.)無料posted withアプリーチ
Googleアプリ
Googleが提供する多くの無料サービスを享受することができます。
パソコンやスマホなど複数のデバイスと同期連携できるのが大変便利で、今やインフラの一端をなしていると思えるほど社会に浸透しています。
Googleマップ
大きなタブレット画面で見る地図やストリートビューは見やすくて非常に便利です。
しかしFireタブレットにはGPSが内蔵されていないのでナビゲーションとして使用ができないことが残念です。
Google マップ – ナビ、乗換案内
Google LLC無料posted withアプリーチ
Googleドライブ
クラウドストレージの代表格でもあるGoogleドライブは無料で使える容量が15GBもあるので重宝している必須アプリの一つです。
Google ドライブ
Google LLC無料posted withアプリーチ
Googleフォト
撮影したスマートフォンと同じアカウントにすれば撮影後自動的にアップロードできる設定があるのでファイルの受け渡しをすることなくタブレットで見られるのが便利です。
動画と同じく大きな画面で写真を見ることができるタブレットには必須のアプリだと思います。
Google フォト
Google LLC無料posted withアプリーチ
Googleドキュメント
文章が共有できるGoogleドキュメントはパソコン、スマートフォン、タブレットから文章作成ができるので、思いついたときに場所を選ぶことなく即座に書き留めておけるので重宝しています。
Google ドキュメント
Google LLC無料posted withアプリーチ
Googleスプレッドシート
表計算ソフトは長年エクセルを使用していたのですが、Googleドキュメントと同じくどのデバイスからでも時と場所を選ぶことなく入力編集できるので必須アプリの一つとなっています。
10インチタブレットのように大きな画面は見やすくて入力作業が捗るのでおすすめです。