100均ガラスコーティング液体フィルムの効果は?
以前スマートフォンを買い替えて保護フィルムを探していたときに「コーティング剤」なるものを塗布して画面を保護する商品を見つけた時に興味を持ちました。
しかし、液体を塗布した被膜だけで防傷効果や耐衝撃性能が向上するとは俄かに信じられませんでした。
皮脂などの汚れや撥水性は期待できそうですが、カッターで引っ掻いたりハンマーで叩いているパッケージ画像を見たときには、さすがにこれはあり得ないだろうと思ったので眉唾物の商品だと勝手に決めつけていました。
更にお試しするには価格が数千円もする商品ばかりだったので保護フィルムの代替にはなりませんでした。
時は流れて先日セリア店舗内を散策しているときに「塗るだけ全面保護 ガラス用液体フィルム」なる商品を見つけたのをきっかけに再びコーティング液に興味をひかれました。
その理由としてスマホ画面の皮脂汚れが非常に目障りに感じることが多くなり、拭いても拭いてもすぐに皮脂汚れが気になっていたからです。
数千円もするコーティング剤は試す気がしませんが100均商品なら試してみようという気にもなります。
小さいですがワイピング用の不織布やマイクロファイバークロスまで付属していますので別途準備するものは何もありません。
ただし画面が大きいタブレットなどに使用する場合はキムワイプのような紙製シートやクリーナーを別途用意した方が良いと思います。
商品パッケージ裏に使用方法や注意事項が記載されていますので一読しておくことをお勧めします。
特に強調されている注意事項は下記のとおりです。
- 本製品は本体の汚れ、水濡れ、衝撃、傷を完全に保護するものではありません。
- 本製品を使用して傷がついた場合、傷を修復することはできません。
- 本製品の特性をご理解のもとご使用下さい。
- 本製品のご使用による破損、故障に関しての責任、補償は一切負いかねます。
つまり、製品名は「3H相当 ガラス用液体フィルム」ですが過信しないで下さいということでしょう。
ガラスコーティング液ですからフィルムと名乗るのは少々無理があると思うのですが…
ご使用上の注意に「特殊ガラスや他のコート剤塗布の場合はあらかじめ目立たない部分で試してからご使用下さい」との記載がありますので使わなくなったスマートフォンで試してみることにします。
コーティング液の有無でどれほど効果の差があるのかを検証するためにも半分をマスキングしておきます。
清掃用クロス Wet1 の湿った不織布で画面を拭いて汚れを除去します。
ガラスコーティング液が入った容器をよく振ってから蓋を引き抜いて開けます。
コーティング液は乳白色の液体です。
スマートフォンの場合で5~8滴程垂らすように記載されていますので、その半分程度にしました。
清掃用クロス Dry2 の乾いた不織布で均等に広がるように塗布します。
10分程度放置してコーティング液を乾燥させます。
最後の仕上げに付属のマイクロファイバークロスでコーティング面を綺麗に拭き取ります。
注意書きに「乾燥後24時間は水分との接触を避けて下さい」と記載されていますので濡れた指で操作しないよう注意が必要です。
画像からコーティング効果が「おわかりいただけただろうか?」…って見た目だけではまったく分かりません。
しかし画面をスワイプしたときの指の滑り具合が明らかに違います。
表現として「ツルツル?ヌルヌル?」とでも言いましょうか、滑らかな操作感になったとともに、気になっていた皮脂成分による汚れも軽減されたような気がします。
ブログ記事で効果を伝えるにはどうすればいいか考えた結果、画面上に1円硬貨(1g)を載せて傾けてみることにしました。
複数回試行してみましたが約20度ほどの角度でコーティングされている方の1円硬貨が先に滑り出します。
コーティング効果によって摩擦が小さくなっているためだと思われます。
商品説明には「※本製品(ガラスコーティング液)は開封後保管できません」とのことなので使い切る必要があります。
複数回塗布することにより被膜の厚みも増すと考えて合計3回のコーティングを実施しました。
それでもコーティング液が余ったので手持ちのメガネ4本分のレンズ部もコーティングしておきました。
説明によると効果持続期間は約3~6ヶ月とのことですが100均で購入できるので気軽にできるのが有難いと感じました。
今後も本商品が生産停止にならないことを願います。