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「備えあれば憂いなし」傷がついて後悔する前に対策
背面カメラフィルムの必要性は?
ケースを装着することにより背面カメラの出っ張りは解消されたのですが、Pixel4に採用された四角いカメラユニットを継承したPixel4aは、シングルレンズなのに露出面積が大きくて傷つくリスクが高い部位だと感じました。
当初はフィルムを貼るつもりはありませんでしたが、使っているうちに必要性を感じる場面が幾度もあり、傷をつけてしまう前にフィルムを貼っておくことにしました。
フィルムの選定
画面用フィルム同様に複数のフィルムが市販されています。
選定にあたってガラスフィルム製か否か、レンズ部が穴ありか否かが迷うポイントです。
個人的な見解ですがガラスフィルム製の場合には幾つかの欠点があると思いました。
- レンズ部穴なしの場合はガラスフィルムの厚みがオートフォーカス機能の障害となる可能性がある。
- レンズ部穴ありの場合は窪みが深くなるので埃が溜まりやすく除去しにくい。
- 出っ張っているカメラに厚みのあるガラスフィルムを貼れば更に突出する。
上記のことを鑑みると薄いフィルム製がベストだと思います。
画面フィルムを購入した「PDA工房」にレンズ周辺部用フィルムの取り扱いもあったので購入してみました。
フィルム到着
前回と同じく内容物は「フィルム」と「貼り方のアドバイス」のみ。
付属品は一切ありませんので汚れを拭くためのクロスなどは別途準備する必要があります。
「貼り方のアドバイス」は短い動画にまとめられていますので一度見ておくことをお勧めします。
フッ素加工で指ざわりつるつる!汚れもはじく
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高い光線透過率で透明度が高く、画像・映像を忠実に、高品位な光沢感で再現します。キズも入りにくく、画面をしっかり保護します。●びったりサイズの専用タイプなので、そのまま使用できます。
●接着面にシリコン素材を使用した自己吸着タイプで、簡単に貼れます。
●はがしても跡が残りません。何度でも貼り直しが可能です。
<使用方法>
①【作業前の準備】
●貼り付け作業はできるだけホコリの少ない場所で行うのがおすすめです。汚れや油分が吸着面に付かないよう、手を洗ってから作業を始めてください。
●画面の細かいゴミ、ホコリ、油分、汚れなどをきれいにふき取ってください。汚れを取り除く際、溶剤や洗剤、クリーナー等は使用しないでください。
②【貼り付け前の確認】
●保護フィルムを画面に乗せ、受話口やカメラ・センサーなどの位置を合わせて上下や裏表、正しい位置関係をしっかり確認してください。
●きれいに貼るためには位置をしっかりと合わせることが最も重要です。ホコリや気泡、汚れは後からでも取り除くことができます。いったん貼り始めたら、ホコリ等は気にせず、まずは正しい位置に貼ることを最優先にしてください。
③【貼り付け作業】
●シリコン吸着面にゴミやホコリ、指紋などがつかないように注意しながら、「①吸着面保護用」のフィルムを一部分はがします。
●確認した位置関係を参考に保護フィルムをセットし、「①吸着面保護用」のフィルムを少しずつはがしながら、ゆっくり貼ります。
●途中で保護フィルムの傾きなど、位置のズレを感じた場合は、いったんはがして貼り直してください。シリコン膜による吸着ですので、何度でも貼り直しが可能です。
●貼り終わった後に位置のズレを感じ、いったんはがして貼り直す場合はセロハンテープを保護シートの端に貼り付けて、位置調整時の取っ手として使うと便利です。
④【ホコリやゴミ、気泡の除去】
●ホコリやゴミに近い部分の保護フィルムの端にセロハンテープを貼り付け、少し持ち上げて、隙間に別のセロハンテープを差し込み、ホコリやゴミを貼り付けて取ります。
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気泡は指で軽く押さえて押し出すか、端を少し持ち上げて貼りなおすことで除去できます。貼り直しなどではがす際には、無理な力を加えないよう注意してください。※本製品は機器の画面をキズから保護するフィルムです。他の目的にはご使用にならないでください。落下等の衝撃や水濡れ等による機器の破損・損傷、その他損害については責任を負いかねます。
※貼り付け作業の失敗は保証の対象外です。製品に不具合がある場合は貼り付け作業前にご連絡ください。
説明書きではディスプレイ画面用フィルムの説明を使用しているので、レンズ周辺部用フィルムには当てはまらない記載もあります。
特に留意すべきところは赤文字、レンズ周辺部用フィルムに関係ないと思われる説明には打消し線をひきました。
貼り付け作業
レンズ周辺部用フィルムなので貼り付け面積が小さく、それほど難しい作業ではありません。
事前に準備する物としては汚れを拭き取るクロスだけで十分です。
フィルムには二つの穴が加工されています。
小さい穴がLED用で上方の位置、大きい穴がカメラレンズ用となり下方の位置となります。
フィルムの裏表と上下左右を貼り付ける前に位置確認を行います。
位置の確認ができたら「吸着面保護用①」のフィルムを剥がして貼り付けます。
少しでも位置がずれるとフィルムが浮いて白っぽくなりますが、指で押さえて少しずらせば簡単に修正できます。
正しい位置に貼り付けることができたら「表面保護用②」のフィルムを剥がして完了です。
この作業は慎重に行わないと本体フィルムとともに剥がしてしまうので注意が必要です。
出来栄え
画面フィルムに比べると貼り付け作業は簡単にできます。
ガラスフィルムのような厚みがないので溜まった埃も簡単に除去できます。
日本製だけあって少しずれるだけで縁が浮いた状態となり、フィルム加工精度は非常に高いと感じました。
注意点としては強く拭くとフィルムがずれることがあるので意識して軽く拭き取るようにします。
もしフィルムがずれても指で押さえながらずらせば簡単に正しい位置に戻すことができます。
まとめ
Pixel4aを使い始めて背面カメラも傷がつくかもしれないと思ったシーンがありました。
例えば、凹凸のある場所へ無意識に置いたとき、鞄や衣類などのファスナー等硬い金具との接触、不意の落下時などです。
スマートフォンは持ち歩くものなので気を付けていても傷がつくリスクが付きまといます。
だからこそ「備えあれば憂いなし」数百円の出費で予防できると思えば貼っておくに越したことはありません。