これなら安心できる!物理的にタコ足配線できない延長コードに交換Panasonic(WHA4915BP)
朝ごはんに食パントーストと牛乳をいただきます。
食パンが焼けるまで牛乳を温めようと電子レンジに入れて温めスタート!
ボーっと待っていると聞きなれない音に気付きました。
パチッ、パチッ…パチッ…
んっ?何の音だろう…と注意深く見廻してみると、電源タップ付近から白い煙が出ているではありませんか!
慌てて電子レンジを止めて延長コードのコンセントを抜こうとしたところ再び「パチッパチッ!」っと危険な音にビビります。
延長コードを触ってみると熱くなっています。
壁コンセントを抜かないといけないことに気付いて慌てて抜きました。
何とか未然に火災の危機を回避できました。
同様の現象が壁内部や家具類の裏側などの見えない場所で発生していれば、間違いなく火災に発展するでしょう。
よく火災のニュースを聞きますが、電気が原因となる割合は結構多いようです。
普段便利に使っている電化製品、何気なく行っているコンセントの抜き差しなど、電気は見えないだけに危機感があまりありません。
電気に対して正しい見識を持つ必要があると実感しました。
改めて現場検証をします。
今回溶けた3m延長コードは一般的な3個口のものを使用していました。
電子レンジ、トースター、炊飯器など台所家電の近くに壁コンセントがなかったので、昔から延長コードを壁に這わせて使用していました。
使用状況は電子レンジとトースターを接続、別の電源タップに炊飯器を使用していました。
3個口電源タップには「定格1500W」の記載がありました。
そのタップに挿してあった使用機器は、電子レンジ950W、トースター860W!!!
同時に使用した場合は、「1810W!!!」
明らかに定格オーバーです。
その他の台所にある電化製品も改めて確認してみると、炊飯器だけで1200Wも消費します。
寒いときには電気ストーブ(800W)も使います。
その他にも湯沸かしポット、フードプロセッサー、ホットプレート、キッチンホットマットなどを使ったりします。
改めて台所で使う家電の消費電力の大きさに驚きました。
実は…、多少定格オーバーしてもブレーカーが落ちるから大丈夫だろうと考えていました。
電源タップ延長コードの設置状況も悪かったのだと思います。
壁コンセントから出入口扉の上にコードを這わせて、金属製フックに垂れ下げるように引っかけて使用していました。
3個口電源タップにコンセントプラグを2口挿した重みで金属製フック付近のコードに力が加わり、無理に曲がった状態で長期間使用していました。
ちょうどその曲がった箇所のコード被覆が溶けた状態になっていました。
今回の反省点を踏まえて購入した延長コードは差し込み口が一口しかない「パナソニック(Panasonic) 延長コードX(安全設計扉・パッキン付) WHA4915BP」を購入しました。
これならば物理的にタコ足接続はできません。
この製品の特長として
- ホコリの浸入を防ぐためにコンセント部に防水扉がある
- 高電導材採用により発熱を抑える
- 熱に強いユリア樹脂採用を採用した二重ボディ
品質の信頼性も高そうです。
製品パッケージの中に安全上のご注意として「警告」されています。
「コードがねじれたり、引っ張られた状態で使わない」
まさにこの警告を無視した使用状況でした!
今回購入した延長ケーブルは台所で消費電力の一番大きい炊飯器専用にします。
既存の電源タップ延長コードには消費電力の大きい電子レンジのみを接続。
他の空いた差し込み口にはタコ足接続できないように「コンセント安全キャップ」で塞いでおくことにしました。
今回の教訓
- 使用する家電の規格を正しく認識すること
- タコ足配線は基本的にしない
- やむを得ない場合には使用する家電の合計出力を確認
- 傷んだ古いコードは使わない
- 延長コードは束ねたり、ねじれた状態で使用しない
- 使わない家電はコンセントを抜く
- 普段しない音や匂いがしたら徹底的に原因究明する
見えない電気だからこそ認識と注意が必要なことを改めて思い知らされた出来事でした。