太い!固い!嵩張る!取り回しに苦労する極太ケーブル
デスクトップパソコンには多数のケーブルが接続されますがとりわけ電源ケーブルの扱い難さはトップクラスです。
消費電力の大きいグラフィックボードを必要とするゲームなどは一切しないので極太ケーブルは明らかにオーバースペックだと感じていました。
余分な長さのケーブル類をまとめて収納するためにケーブルボックスを使用しているのですが極太電源ケーブルの占有率がハンパない状態です。
パソコン背面から枝のように突き出る電源ケーブルは柔軟性がないので壁面との距離が必要になります。
モニターの電源ケーブルも極太なのでHDMIケーブルとともにモニターアームに沿って設置するも柔軟性がないのでケーブルガイドから外れてしまうこともあります。
HDMIケーブル、USB3.0ケーブル、USB Type-Cケーブルは結構太くて硬いです。
以前からお気に入りリストに入れていた柔らかくて取り回しやすそうな電源ケーブルとHDMIケーブルを導入してみることにしました。
一般的なHDMIケーブルよりも細いエレコム製の「ECDH-HDPES20BK」は4K(60Hz)に対応したプレミアムハイスピード(Ver2.0)のケーブル。
◆主な仕様◆
・規格:Premium High Speed HDMI Cable with Ethernet (HDMI 2.0)認証
・コネクタ形状:HDMIプラグ(タイプA・19ピン)
・伝送速度:18Gbps
・対応解像度:最大4K(3840×2160px)/60Hz
・ケーブル長:約2m
・ケーブル径:約4.5㎜
HDMIケーブルを購入するときはパソコンやモニターの性能に応じたバージョンに注意する必要があります。
バージョン | 解像度 | 伝送速度 | 特長 |
スタンダード(VER1.2以前) | 1920×1080 | 4.95Gbps | FullHD |
ハイスピード(VER1.3~1.4) | 3840×2160 4096×2160 | 10.2Gbps | 4K/30Hz、3D |
プレミアムハイスピード(VER2.0) | 3840×2160 4096×2160 | 18Gbps | 4K/60Hz、HDR |
ウルトラハイスピード(VER2.1) | 7680×4320 3840×2160 | 48Gbps | 8K/60Hz、4K/120Hz |
2mの長さで重量は67.3gと軽量。
一般的なHDMIケーブルとの外観を比較。
ケーブルの直径を計測してみたところ約75%細くてコネクター部は薄くてコンパクト。
HDMIコネクターの接続部が以前よりもスッキリとなりました。
今回購入したアイネックスの極細電源ケーブルは全長1.5m、コネクター部がL型の「ACP-15L-BK」です。
◆主な仕様◆
・端末接続側端子:3ピン メス L型
・コンセント側端子:2ピン オス
・ケーブル通電容量:定格7A 125V (最大消費電力700W迄)
・ケーブル:VFF 0.75SQ
・ケーブル長:約1.5m
【注意】必ずパソコンの最大消費電力が700ワット以下であることを確認!
このシリーズはケーブル長が0.5mと1.5m、コネクター部がL型とストレート型の4種類のラインナップが販売されています。
PC電源ユニット付属ケーブルとの重量差は100g以上もありました。
外観比較を見るだけで極太ケーブルの硬さと癖の悪さが伝わってきます。
ケーブルの太さを計測してみたところ断面積比で約31%も細くてコンパクトなコンセント部とL型コネクター部もスマートな見た目です。
以前よりパソコンを壁面に寄せることが可能となりました。
電源ユニットからの出っ張りは約3㎝しかなくケーブルも細いのでスッキリとした印象になりました。
モニターの電源ケーブルも交換したので取り回しがスムーズになりました。
今回スリムケーブルに交換したことによって取り回しが楽になりケーブルボックス内部に余裕ができたので電源タップのスイッチ操作も簡単にできるようになりました。