目次
予想外の欠航メールで急遽延泊!次便への振り替え手続きとホテル代金等の返還申請&見舞金請求の注意点やポイントなど
欠航メール
千歳空港から関西空港への搭乗予定便が天候不良により欠航になりました。
千歳空港へ移動中に欠航連絡メールが配信されてきました。
すでにスマートフォンからチェックインを済ませていましたし、午前中には「関西→千歳→関西」と飛んでいたので、まさか欠航になるとは思っていませんでした。
手続きしようとコールセンターへ電話をかけまくりますが、全く繋がりません。
とにかく状況確認と変更手続きのために千歳空港へ向かいました。
他方面への便も欠航続出のようで空港内は人で溢れており、人混みをかき分けてジェットスターカウンターまでたどり着くまでに疲れました。
さらに長蛇の列に並びます。
このようなやむを得ない事情が起こった場合、「ジェットスター・ジャパン株式会社運送約款、10.2やむを得ない事情による変更」によると、
「やむを得ない事情(戦争、内紛、火災、洪水、悪天候、天災、当局による措置、当社の管理や制御が及ばない機体、機械や設備の事故や障害、ストライキを含むがこれらに限らない)によって大幅な遅延又は欠航が生じた場合、お客様が搭乗手続済みか否かを問わず、当社はお客様がお客様の目的地に到着できるよう当社の運航する空席のある次の便への振り替え又は運賃の払戻をいたします。」
と書かれています。
二択
運送約款に記載されているとおり2つの選択肢があります。
- 当社の運航する空席のある次の便への振り替えをする。
- 運賃の払戻をする。
このときは1の選択をしました。
ただし、次の便への振り替えは翌日以降になるとの案内放送がありました。
長時間ならんでようやく順番がきました。
カウンター係員はかなりお疲れの様子で、「お客様各位」の案内用紙と「千歳空港周辺ホテルリスト」を示してマニュアル通りに説明されました。
翌日の同時刻同便への変更手続きを無事に済ませました。
「お次の方どうぞっ!」ご苦労様です…
後で気付いたのですが、他の係員に申し出て「欠航証明書」も貰っておきました。
郵送やFAXで申請する場合は「払い戻し申請用紙」も貰っておいたほうがいいと思います。この様式はWebサイトで見つけられなかったので念のため。
次にホテルリストから苫小牧市内のホテルを予約。(リストにないホテルでも可)
宿泊を必要とする場合には以下の金額を上限に払い戻しをしてもらえます。
- ホテル一室あたり 10,000円まで
- 食事その他 3,000円まで
- ホテル空港間の交通費
LCCにしては好待遇だと思います。
ここで留意点が一つあります。
ホテルは「一室あたり」なので注意が必要です。
二人一室利用の場合で16,000円の場合でも10,000円までとなります。
土地勘のない関西人の私は苫小牧までタクシーで行こうと考えました。
タクシー代も交通費として貰えると思っていましたので…
しかし、タクシー乗り場は長蛇の列で諦めます。
仕方ないので駅に行ってみると大幅な遅延発生中で、いつ乗れるかわからないと駅員が案内しています…
仕方なく残された交通機関の路線バスで空港脱出。
苫小牧駅到着後にスーパーで弁当を購入、暗くて土地勘もないのでタクシーでホテルに向かいます。
予期せぬ延泊となりましたが、翌日の同時刻同便で関西空港まで帰ってくることができました。
旅費返還請求
ジェットスターカウンターで貰ったお客様各位の案内用紙に記載されているURLにアクセスすると「立替費用の精算」というページに繋がります。
或いは「ジェットスター 立替費用の精算」で検索すると目的のページを見つけることができます。
各ステップごとに必要事項を入力して、最後に添付ファイルとして領収書をアップして送信するだけです。
- ステップ 1:ご連絡先
- ステップ 2:フライトの詳細
- ステップ 3:お問い合わせの詳細
- ステップ 4:銀行口座
- ステップ 5:添付ファイル
ステップ3の選択が「ご質問、お慶びの声、ご意見」よくわかりませんでしたが「ご意見」を選択。
備考欄に経費の詳細を記載したので多分大丈夫でしょう。
本社のあるオーストラリアに請求するものと思っていましたが、簡単にできました!
この時、送信後に確認メールなどがなかったので、きちんと届いたのか少し不安でしたが連絡を待つことにします。
【※本来なら自動返信で受信確認メールが送信されてきます】
待てど連絡なし
2週間以上経っても連絡がありません。
電話で問い合わせて調べてもらったところ「そのような請求はきていません」との返答でした。
不安的中!やっぱり送信できてなかったようです…
オペレーターが「ファックスで送信された方がいいと思います」とのアドバイスをしてくれました。
再度申請
ファックスが家に無いのですが、コンビニなどのコピー機で簡単に送信できます。
払い戻し申請用紙に必要事項を記載します。
ファックスで送信できるように領収書をコピー。
念のため「欠航証明書」も合わせて送信しました。
今度はすぐにメールで返答がきました!
「領収書にあるタクシー代790円は公共交通機関ではないので支払いできないのでご了承下さい」という内容でした。
空港からタクシー乗れなくて本当に良かったです。
タクシーが認められるのは公共交通機関が使えない深夜などに限られるようです。
月末には指定の口座に振り込みがされていました。
見舞金請求
今回の航空券はオプションの「Starter Plus」運賃にて購入しましたので、欠航による見舞金が貰えました。
オプション運賃で購入するか否かは正直迷うところだと思います。
しかしながら受託荷物20kgまで、機内お飲み物付、予約内容変更無料、欠航時のお見舞金などの特典があります。
特に手荷物合計7kgは微妙な設定なので重量オーバーが見つかると追加料金を支払わないといけません。
知り合いも搭乗前に手荷物を計られて追加料金を支払ったと怒っていました…
あくまで私見ですが、一番安いオプション運賃で購入しても損はないと思います。
今回の欠航に伴う見舞金請求の注意事項としては、規定の期間内(30日以内)に申請する必要があります。
申請方法はファックス、郵送、Eメールのいずれかで行います。
今回は郵送で申請をしました。
「ジェットスター 見舞金請求書」で検索するとPDFダウンロードページを見つけることができますので印刷して必要事項を記載します。
念のために簡易書留で送りました。
月末には指定の口座に振り込みがされていました。
客室乗務員のプロ対応
この旅行での機内にて、客室乗務員の対応に感心したのでついでに。
私の前後座席に外国人観光客が座っていたのですが、とにかく話し声がうるさかったです。
あまりにもうるさいので耳栓をしていましたが、耳栓を突き抜ける話し声は続きます…
千歳まで我慢しないといけないのか、と離陸前からうんざりしていました。
しばらくして離陸前準備の忙しい時に、客室乗務員が近づいてきて話しかけてきました「少しうるさすぎましたよね、会話は小さな声でお願いしておきましたから」と。
客室乗務員の自発的な計らいで快適なフライトとなりました。
何だか心中を見透かされたようですが、受け持ちの旅客状況を判断して的確な対処をする接客気配りのプロだなぁと感心しました。
降機の際にも一言かけて頂いて、また利用したいと思わせる仕事ぶりでした。
【申請様式や手続きなどは変更されている場合も考えられますので、必ず航空会社のWebサイトなどでご確認願います。】