200円(税別)3SMDライトの内部に迫る
はじめに
既製品の分解や改造を推奨するものではありません。
分解改造を行って生じた結果は全て自己責任となります。
故障及び思わぬ事故や損害などのリスクが伴ううえ、メーカーや販売者からの保証も一切受けられないことを十分ご理解下さい。
万一これらの事態が発生した場合でも一切の責任を負いかねますのでご了承願います。
分解(LED基盤部)
前回紹介した「USB クリップ 3SMD ライト」を分解して内部を覗いて見たいと思います。
ライトヘッドの継ぎ目を回転させると簡単にカバー部を外すことができます。
リード線が繋がっていますので引っ張って断線しないように注意!
スイッチ部の基盤とLED基盤は別になっていました。
本体カバー内の乳白色LEDカバーをマイナスドライバーなどで取り外します。
内部は「3SMD」の仕様通り、3個のチップLEDが取り付けられています。
LED基盤の後方からライトを当てて基盤パターンを透かして見ます。
型番でしょうか「CH19003」と読み取れます。
シンプルな基盤パターンですが必須の抵抗器がどこにも見当たりません…
チップLED基盤は本体カバーにネジ止めされていますので外してみます。
チップLEDは(約)3㎜×2㎜のサイズです。
電球タイプのUSB給電LEDライトに実装されているチップLED(5×3㎜)よりも小さいです。
分解(スイッチ基盤部)
次にライトヘッド内部にネジ止めされているスイッチ基盤を取り外してみます。
USBケーブルと共に基盤を引っ張りだすとスイッチパーツが落ちてきました。
ON/OFF切り換えのシンプルなプッシュ式のスイッチです。
基盤には「CH16229」の型番。
LED基盤になかった抵抗器はスイッチ側の基盤に取り付けられていました。
抵抗器の記号は「7R5」と記載されていますので抵抗値は7.5Ωだと思われます。
ライトヘッド部を分解した各部パーツは写真のとおりです。
分解(アーム部)
アーム部を分解するため手回しネジを外そうとしましたが、これがかなり固い…
力任せに回すとツマミがポロッと取れてしまいました!?
よく見ると捻切れており金属ネジではないようです。
反対側のツマミも同じく捻切れてしまいました。
どうやらアーム関節部の手回しネジはダミーだったようです。
ダミーなのでツマミがなくても関節機能に支障はありません。
関節部ネジの改良
ダミー手回しネジを本物のネジに取り替えてみました。
ネジ切れたツマミの反対側をペンチでつまんで引き抜きます。かなり固いので折れないように回しながら抜きます。
ホームセンターで購入してきた手回しネジM3×12㎜と蝶ナットです。
手回しネジをアーム関節部に取り付けてみるとネジの出代がほとんどありません…
手回しネジの長さは15㎜を購入するべきでした…
ネジの出代を確保するためにアームパーツの上下をヤスリで削りました。
手回しネジに取り替え後の外観。
ダミーネジは角度の調整が固かったのですが、任意の固さに調節することが可能となりました。