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あれば安心!ちょい足し充電用モバイルバッテリー
バッテリー残量不安
帰宅時のスマートフォンバッテリー残量は20%程度になることが多いです。
以前の端末はモバイルバッテリーとケーブルを常時持ち歩く必要があったので今の端末(Pixel4a)はとても快適に使えています。
しかし予期せず写真や動画を多用したときには午前中に50%を下回ることもあります。
そんな時は残量を気にしながらの行動となるので精神衛生上よくありません。
かと言って以前のようにモバイルバッテリーとケーブルを持ち歩くのも煩わしさがあります。
そこで容量が小さいコンパクトモバイルバッテリーを購入することにしました。
コンパクトサイズを求めて
モバイルバッテリーの売れ筋人気を検索してみると大容量の需要が多いようで、容量20000mAhクラス、重量300gオーバーなどの製品がずらりと表示されます。
求めるモバイルバッテリーの条件を以下のように絞り込みました。
- 日本メーカーが取り扱っている製品
- 安全回路搭載
- PSE技術基準適合品
- 重量は100g以下
- 容量は3000mAh程度
- コンパクトな形状
- USB Type-C採用
- USBポート数は1つで可
これらの条件で絞り込んで安い順に並べ替えると軒並みエレコム製の円筒形バッテリーでした。
見た目は同じ形状でも入出力端子がMicro-BとType-Cが混在しているので注意が必要です。
Type-CのUSBケーブル(USB A to Type-C)が使える「DE-C09L-3200BK」を購入することにしました。
製品仕様
本体の円筒形状から察してモバイルバッテリーやパソコン、LEDライト用の電池としてよく使用される「18650電池」が使用されていると思われます。
コネクタ形状(電源入力側) | USB Type-C(メス) |
定格入力電圧/電流 | DC5V/1.8A |
コネクタ形状(電源出力側) | USB-A(メス) |
定格出力電圧/電流 | DC5V/2.1A |
電池種類 | 充電式リチウムイオン電池 |
電池定格容量 | 3.67V/3200mAh |
充電時間 | 約2時間(1.8A出力AC充電器使用時) |
外形寸法 | 外径24㎜×H101㎜ |
重量 | 約72g |
繰り返し使用回数 | 500回 |
使用温度 | 0~40℃ |
カラー | ブラック、ホワイトフェイス |
安心回路 | 過充電・過放電・過電圧・過電流防止機能、短絡保護機能・温度検知保護 |
付属品 | USBケーブル(USB A~Type-C)約100㎝ |
保証期間 | 6ヶ月 |
軽量なうえコンパクトな円筒形をしているので鞄の隙間などに入れられ嵩張りません。
パッケージ
無難なブラックを選択しましたが見た目がかわいい「ホワイトフェイス」もあります。
主な特徴は以下のとおりです。
・USB Type-Cケーブルが付属しておりUSB Type-Cコネクタ搭載スマートフォンをすぐに充電可能。(7割程度充電済み)
・軽くて持ち運びに便利なコンパクトタイプ。
・最大出力2.1Aの高出力タイプ。
・本製品(バッテリー容量3200mAh)でスマートフォンを約1回充電可能。
・モバイルバッテリー本体は付属の充電ケーブルで充電可能。
約2時間とチャージ時間を大幅に短縮できる急速充電モデルです。(※出力1.8A以上のACアダプタ使用時)
・付属の充電用ケーブルを使用してUSB Type-Cコネクタを搭載するスマートフォンを充電可能。
・Lightningケーブルを利用することでiPhoneにも充電可能。
・USBポートに搭載した高性能ICが接続機器を自動で見分けて最適な出力で最速に充電できる“おまかせ充電”に対応。
・4段階LEDランプで電池残量の確認が可能。
・約500回繰り返し使用可能な充電式リチウムイオン電池搭載。
・内蔵の充電式リチウムイオン電池は、JIS C8711およびJIS C8714に準拠した安全設計。
・過充電・過放電・過電圧・過電流防止機能、短絡保護機能・温度検知保護を備えた安心回路設計。
・日本の電気用品安全法(PSE)の技術基準に適合。
日本メーカー製なので品質や安全性能は信頼できそうです。
内容物
- 本体(DE-C09L-3200BK)
- 多言語マニュアル:安全上のご注意(保証書)
- Type-Cケーブル(約100㎝)
付属ケーブルの質感はやや硬めですが約100㎝のロングタイプです。
マニュアル(日本語抜粋)
マニュアルには「警告」と「ご使用上の注意」が日本語で記載されており保証書も兼ねています。
日本語以外では英語・韓国語・中国語・タイ語・ベトナム語など実に14か国語に翻訳されています。
外観
全長10㎝、直径は10円硬貨とほぼ同じ2.4㎝です。
コンパクトなのでスマートフォンと共に片手で持つことができるサイズ感です。
容量3000mAhオーバーなのに重量はわずか72g。
充電性能
スマートフォン「Pixel4a」に充電してみました。
接続しただけでは充電が始まらない場合がありますのでスイッチボタンを長押しするとLEDランプが点灯して充電が開始されます。
メーカーの仕様では「定格出力電圧/電流:DC5V/2.1A」となっていますがUSBチェッカーで測定してみるとDC5.1V/1.4A前後でした。
モバイルバッテリーの“おまかせ充電”機能或いはスマートフォン側で最適な出力に制御されていると思われバッテリーの残量によっても電流値は変化します。
バッテリー残量が少なくなったPixel4a(搭載バッテリー容量3140mAh)に充電した結果は以下のとおり。
USBチェッカー1 | USBチェッカー2 | |
充電時バッテリー残量 | 5% | 0% |
充電時スマホ状態 | Always On Display | 電源OFF |
充電時出力電圧/電流 | 5.15V/1.42A | 5.11V/1.43A |
満充電時のバッテリー残量 | 74% | 73% |
テスター充電容量 | 1870mAh | 1886mAh |
充電時間 | 1時間18分 | 1時間19分 |
公称値に対する充電割合 | 58.4% | 58.9% |
(※異なるUSBチェッカーで2度測定)
電源オフ状態で充電したほうが4%多く充電できました。
充電時間は共に1時間20分程度、充電容量は約1800mAh、バッテリー残量は約70%増えました。
端末に搭載されているバッテリー容量にもよりますが、大容量化しつつある現在のスマートフォンに対して「約1回分の充電可能」との記載にはやや無理がある気もします。
Pixel4aの場合だと0.7回分、iPhone SE2(1821mAh)なら1回分ですが…
約1800mAhしか充電できない!?
ところでUSBテスターで計測した結果、容量は3200mAhあるはずなのに1870~1886mAhしか充電できていませんでした。
しかしパッケージを隅々まで見ると小さい文字で以下のように書かれています。
※1 約1800mAhのバッテリー搭載のスマートフォンに充電した場合の目安です。
裏側パッケージ内台紙にリチウムイオン電池の製品仕様として3.67Vと記載されています。
充電時にUSBチェッカーで測定した出力電圧は約5.1Vでした。
スマートフォンに搭載されているリチウムイオンバッテリーの電圧は3.7Vです。
このように電圧が「3.67V→5.1V→3.7V」へと2度変換されるときに電圧変換損失が発生します。
よって実際に充電できるのは損失分を差し引いた1800mAhと記載されているのです。
一般的にモバイルバッテリーからスマートフォンなどの端末に充電する場合、記載されている容量の6~7割程度しか充電できません。
今回の場合に当てはめてみると
(1870mAh÷3200mAh)×100=58.4%
おおよそ6割程度充電できたことになります。(※USBテスター損失分含む)
フラッシュライトとして
本製品のような円筒形モバイルバッテリーはフラッシュライトとして違和感なく使用することができます。
このようなUSB式のLEDライトを接続することでLEDフラッシュライトに変身。
いざという時の為に就寝時の枕元に常備しています。