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お気に入りイヤホンを有効活用できる小型Bluetoothレシーバー
イヤホンを有効活用
左右分離型ワイヤレスイヤホンの台頭著しくワイヤードイヤホンの需要が縮小しつつあります。
有線イヤホンを多数所有していますが開封すらせずに保管しているものもあります。
出番が少なくなった有線イヤホンを少しでも有効利用するため「Bluetoothレシーバー」を購入することにしました。
Bluetoothレシーバーの優位性は何といっても”イヤホンが交換できる”ことです。
音質や装着時のフィット感もそれぞれ違うので相性の良いイヤホンを組み合わせることができます。
選定条件としては国内メーカーが販売する4時間以上再生可能な小型で価格が安いこと。
結果、エレコム製の「LBT-PHP02AVシリーズ」を購入することにしました。
古い機種ではありますが未だに多数店舗で取り扱いがあるロングセラー製品です。
スペック
「LBT-PHP02AVシリーズ」の主なスペックは以下のとおりです。
通信方式 | Bluetooth標準規格 Version4.1 |
出力 | Bluetooth Power Class2 |
最大通信距離 | 約10m |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯 |
対応Bluetoothプロファイル | HFP、HSP、A2DP, AVRCP |
A2DPの対応コーデック | SBC |
最大登録可能台数 | 8台 |
マルチポイント(同時待受け) | 非対応 |
連続再生最大時間(待受時間) | 約6.0時間(約150時間) |
内蔵バッテリー | リチウムポリマー充電池 |
充電時間 | 約2時間 |
入力端子 | microUSB(充電用) |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 本体:13×10×58.5mm(突起部除く)イヤホンケーブル長:約60㎝ |
質量 | 約9g(本体のみ) |
本体カラー | 黒、赤、白 |
保証期間 | 1年間 |
付属品 | USB充電ケーブル、ヘッドホン、イヤーキャップ(XS/S/M/L)各1組、取扱説明書(保証書付き) |
さらに詳しい製品の特長や仕様は メーカーウェブサイト を参照
パッケージ外観
透明パッケージなので本体の大きさ、色合い、質感などがよくわかります。
「黒、赤、白」の3色があり一番安かった赤色を購入しました。
メタリックレッドのような色合いなので男性が使っても違和感は感じられません。
パッケージ内容物
- Bluetoothレシーバー本体
- 付属イヤフォン(イヤーキャップM装着)約60㎝
- USB充電ケーブル(Micro-B)
- イヤーキャップ(XS,S,L)
- 取扱説明書(日本語版)
- 取扱説明書(外国語版)
外観と各部位
ワインレッドのような色合いが奇麗で気に入りました。
本体各部の機能
上部:ステレオミニジャック(Φ3.5㎜)
正面:マルチファンクションボタン、通話用マイク
右側面:電源スイッチ、LEDランプ
背面:金属製クリップ
底部:充電コネクタ(Micro-B)
本体はボールペンと比較しても変わらない程スリムです。
長年使ってきたオーディオテクニカ製の「AT-PHA05BT」と比較するとコンパクトさは一目瞭然で質量も半分以下です。
本体質量は僅か9gと軽量ですが音楽連続再生は6時間も可能です。
イヤホン
付属イヤホンは60㎝のショートコードなので一般に市販されている半分程度の長さです。
音質は期待していませんでしたが比較的クリアな音質で格安品特有のモノラル音質ではありませんでした。
しかしイヤホンを変更することにより音質は全く違ってきます。
高いイヤホンほど高低音の聞き取り易さや臨場感などは明らかに向上します。
市販のショートコードイヤホンは少ないですが以下のイヤホンはお勧めできると思います。
接続端子
上部にはイヤホンを接続するステレオミニジャック(Φ3.5㎜)
底部にはUSB充電ケーブル(Micro-B)を接続するための充電コネクタがありますがキャップなどの蓋がありませんので防塵と防水に気を使う必要があると思います。
LEDランプは充電中は赤色で満充電になると青色に変わります。
ペアリング
接続機器とのペアリングはとても簡単です。
本体の電源をオンにすると自動的に3分間ペアリングモードとなり、LEDランプは赤と青が交互に点滅している状態です。
ペアリング操作は3分以内に完了する必要があり、3分以上経過すると電源がオートオフになります。
アンドロイド端末の場合は設定アイコン⚙をタップします。
「接続済みのデバイス」をタップします。
「新しいデバイスとペア設定する」をタップします。
使用可能なデバイスとして表示された「PAR02」を選択タップします。
「PAR02をペアに設定しますか?」と表示されますので ペア設定する をタップします。
通知バーにBluetoothアイコンが表示され、メディアデバイスに「PAR02」が有効化されました。
ペアリングが完了すると本体LEDランプが7秒に2回青色で点滅します。
操作方法
・電源のオン/オフ
・電源オン:右側面上部の電源スイッチをON側にスライドする。
※まだペアリングを行っていない場合、LEDランプが赤青の交互点滅のペアリングモードになるので機器とのペアリング設定を行います、
・電源オフ:右側面上部の電源スイッチをOFF側にスライドする。
※接続中の機器の電源が切れるなど通信が途絶えた場合は3分後にオートオフとなります。
・音楽再生時操作
マルチファンクションボタンで操作します。
・再生/一時停止
再生中にマルチファンクションボタンを押すと一時停止し、再度押すと再生再開します。
・2連続で押す:曲送り
・3連続で押す:曲戻し
※ボリュームはペアリングした機器側で調整します。
・通話操作
マルチファンクションボタンで操作します。
・着信・発信時:1回押し
・着信拒否:着信時に1秒以上長押し
・通話を切る:通話状態で1回押し
※通話ボリュームはペアリングした端末側で調整します。
バッテリー残量不足
バッテリー切れ前にLEDランプが1分に1回赤色で2回点滅しますが気付かない場合も多いと思います。
LEDランプ以外にも効果音が鳴ることでバッテリー切れを知らせてくれます。
通知があった場合は速やかに再生を止めておかないと電源が切れると同時にスピーカー再生に切り替わるので注意が必要です。
デメリット
Bluetoothを利用したワイヤレスイヤホンの欠点として挙げられるのは使用されているコーデックによる「遅延」です。
本機はBluetooth初期の「SBC」と呼ばれる標準コーデックにしか対応していないので動画視聴時には動作と音のズレに違和感が感じられます。
ラジオや音楽を聴く用途であれば問題ありませんが動画視聴やゲームプレイ時などは耐えられない程の違和感が生じると思います。
解決策としては「aptX以上のコーデック」を採用したヘッドフォンと同じコーデック規格に対応している機器や端末を使用する必要があります。
動画視聴の場合はアプリの設定で遅延を補正できる「VLC media player」をお勧めします。