100均最強クラスの明るさ?!12LEDランタンライトの実力を検証してみる!
いままで100均ショップで購入したLED最多搭載ライトはダイソーの10LED電球型ライトでした。
Can☆Do(キャンドゥ)で大量に陳列されていたLEDランタンライトは、なんと12LED+1LEDの2方式切り替え可能なLEDライトです。
かなりの明るさが期待できそうなので早速購入してみました。
なお、ほぼ同仕様の12LEDランタンライトはセリアやダイソーでも販売されているようです。
商品概要
商品名:LEDランタンライト 2WAY LANTERN LIGHT (1LED+12LED)
色:ホワイトとモスグリーンの2色を店舗で確認
主な材質:ポリスチレン、ポリプロピレン
販売元:株式会社クリエーション
特長
- 用途に応じて点灯切り替えできるので、遠くを照らしたり手元を照らすことができます。
- フックをスライドさせてフックなどに掛けて使用することができます。
- 本製品は防水・防滴効果はございません。雨天時や濡れた手で本製品を使用しないでください。
- 連続点灯目安時間以降は徐々に明るさが弱く感じるようになります。
ご使用上の注意
- 乾電池はアルカリ単3乾電池3本を使用し、各社の注意書きをよく読んでご使用ください。
- オキシライド電池など初期電圧が高い電池は使用しないでください。
- 古い乾電池と新しい乾電池、種類の異なる乾電池は使用しないでください。
- 光源の直視や人に向けて光を向けることはおやめください。
- 落下や衝突など強いショックを与えないでください。
- 火気の近くや高温になる場所での使用・保管はお避けください。
- LEDには個体差があるため、光色、明るさが均一にならないことがあります。
- 分解、改造などしないでください。
- 長期間使用しないときは乾電池を抜いて保管してください。
- 乳幼児の手の届かないところに保管してください。
- 本来の用途以外でのご使用はおやめください。
- 万一不良品の場合は、お店にてお取り替えさせていただきます。
- 本品使用により生じた損害や逸失利益、第三者のいかなる請求についても当社では一切責任を負いかねますので、ご了承の上お買い求めください。
- 廃棄の際は、各自治体の廃棄区分に従ってください。
特に留意すべきと思うポイントを赤字にしてみました。
外観各部詳細
各所寸法(実測値):縦130㎜×横57㎜×厚さ43㎜
重量:本体のみ 66g、電池込 144g(エネループ単3形×3本)
本体に厚さがあるので縦に自立させることができます。
背面上部のフック部をスライドさせると引っ掛けることが可能です。
個体差かもしれませんが残念だったのが、本体裏側に引っ掻いたような傷がありました…100均商品で検品は期待できません。
背面の電池ボックス。(単3形電池を3本使用)
アルカリ電池が推奨されていますが、Panasonicのエネループ単3形を使用してみました。
電圧を測定すると3.8V程度でしたが問題なく点灯します。
LEDライトには繰り返し使える充電池の利用が経済的でおすすめです。
LED点灯
スイッチによる2WAY切り替え、各LEDモードの点灯状況です。
鏡面の反射板で1LEDでもかなりの明るさです。
LED色が見やすい昼白色なのがとても気に入りました。
使用時の設置スタイルとしては、縦置き・横置き・フックなどに引っ掛ける・壁掛け、など多彩な利用シーンに対応しています。
約15㎝離れたところにゴルフボールなどを置いてみました。
本体は縦置きで点灯しています。
写真では12LEDの方が暗く写っていますが、かなり明るいと感じました。
本体を横置きにして点灯してみました。
1LEDはスポットライト的な照らし方となり、12LEDは広く均一に照らす感じで、どちらもかなり明るく感じます。
100均LEDライトとしては間違いなく最強クラスの明るさだと思います。
分解してみた
【注意事項】
パッケージ裏面の「ご使用上の注意」にも記載されていますが、「分解、改造などしないでください。」
本記事は分解や改造をすすめるものではありません。分解改造による故障や破損及び損傷損害については、すべて自己責任のうえで行うということをご理解願います。
見えない箇所に2か所ネジ留めされています。
背面上部のフックをスライドさせた箇所と電池ボックス内です。
プラスの小ドライバーでネジを取り外して乳白色のカバーを上方に引き上げると簡単に外せます。
内部は非常にシンプルです。
1LEDに接続された抵抗器のむき出しリード線が気になります。
12LEDの基盤を外してみました。
銀色の反射板がLEDの威力をさらに増してくれそうです。
本来切り取られるべきであろう基盤の一部(上の茶色部分)が残ったままです…
非常にシンプルな基盤パターンです。
12LEDに対して「1R0」と記載されたチップ抵抗が一つだけ取り付けられています。
正しいLED回路の設計では、1LEDに対して1つの抵抗器が必要とされています。
しかし100均LEDライトの多くは、コスト削減のために複数LEDに対して抵抗器が1つしか付いていないライトがほとんどです。
抵抗器は一つしかありませんが、ほぼ均一に点灯しているように思います。目視では厳密な違いは判りませんが…
照度計による測定
スマートフォン内臓の照度計センサーで明るさを測定してみました。
測定条件は約30cmの高さから下に向けて照らしています。
数値で改めて確認すると圧倒的な明るさです!
1LEDで約4700(lx)前後、12LEDで約1000(lx)前後の明るさです。
比較のためにダイソー製の電球型LEDライト(10LED)を同条件で測定してみました。
結果は
- キャンドゥ製(単3形×3本) 12LED:約1080(lx)前後
- ダイソー製(USB給電) 10LED:約350(lx)前後
実に3倍近くの光量差がありました。
これだけの明るさがあればアウトドアでも十分な実用性があると思います。