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使えるキャンドゥ電球型USBライト!見た目が同じダイソー製と徹底比較
ダイソーで買ったUSB電源で使える電球型LEDライトは複数の電池を必要としないので、実用性が高くて手軽に使えるお気に入りライトのひとつです。
そのお気に入り電球型LEDライトとそっくりな商品を100均ショップのキャンドゥで見付けました。
製品自体は以前から流通していたようですが、近くの店には在庫がなかったようです。
ダイソーとの違いを比較するためにも2つ購入してみました。
取り扱い説明
パッケージの記載事項は以下のとおりです。
【商品概要】
LEDライト USB電源 昼白色
品名:電球型USBライト ホワイト
品番:K-4314
材質:本体:ポリプロピレン、ケーブル:PVC
サイズ:本体:6×6×13cm(フック込)、ケーブル:約1.0m
発売元:株式会社CS
【ご使用方法】
本品は、パソコン、ACアダプター、モバイルバッテリーで使用する簡易照明ライトです。
■コネクターをUSBポートに差し込む際は、表裏の向きを確認してから差し込んでください。
■パソコンで使用する際は標準でUSBポートを搭載しており、メーカーが動作保証している機種でご使用ください。
※本品使用中のデータやプログラムなどの消失や破損、その他不具合に関しまして保障いたしません。定期的にバックアップをとるなどの対策をお願いします。
【ご使用上の注意】
・ライトの光を直接見ないでください。
・長時間使用しない時は電源を抜いてください。
・変形・破損したり、異常を感じた場合は直ちに電源を抜きご使用をお止めください。
・点灯中や消灯直後は高熱になる場合がございますので、本体やその周辺を触らないでください。
・本品は放熱しますので通気の妨げになる布などで覆ったり、密閉空間での使用はお止めください。火災の原因となります。
・本品は非防水ですので雨や水気・湿気が多い場所でのご使用はお止めください。
・感電の恐れがありますので濡れた手や布などで触らないでください。
・USB含め規格範囲外でのご使用はお止めください。
・怪我、感電、火災の原因となりますので分解・改造をしないでください。
・小さなお子様や乳幼児の手の届かないところに保管してください。
・長時間熱い場所、直射日光の当たる場所に置かないでください。
・危険ですので乱暴に扱ったり、投げたりしないでください。
・本来の用途、目的以外のご使用はお止めください。
生産には万全を期しておりますが、万が一不良品の場合には弊社までご連絡ください。本品の欠陥に基づかない損害、または本品の本来の用途、目的以外により生じた損害については、当社ではいかなる責任も負いかねます。 予めご了承の上、お買い求めください。
多くの100均家電説明文は最低限の雛型文章が多い印象ですが、このLEDライトは具体的かつ丁寧に書かれていると思いました。
外観詳細
各所寸法を計ってみましたが、ダイソーLEDライトと同じ金型?と思えるくらい同じサイズでした。
ダイソーのLED色は電球色でしたが、これは昼白色なのがいいです。
点灯してみての感想はかなり明るいと感じました。
分解してみる
【注意】既製品の分解や改造を推奨するものではありません。
電球カバーを外して内部のLED基盤を確認します。
リード線のはんだ付け付近の雑さが少し気になります…
円形ケースに収めるためにLED基盤は正方形の四隅を円形に沿ってカットしてあります。
四辺に隙間ができるのですが、熱がこもらず放熱効果が期待できると思います。
基盤には型番と思われる「SG4089-6A」の記載。
チップLEDとチップ抵抗器がそれぞれ8個基盤に取り付けられています。
チップLEDの大きさは約5mm×3mm、チップ抵抗器は極小サイズです。
肉眼では読み取りにくいですが、チップ抵抗器には「150」と記載があります。
それぞれのLEDに抵抗器があるのが100均商品としては好感が持てます。
LED基盤にライトをあてると内部のパターンが透けて見えます。
赤丸で囲った所にもチップLEDが取り付けられるようになっており、この基盤は10LED用であることが分かります。
コスト削減の為にLEDと抵抗器をそれぞれ減らしたものと思われます。
そのまま点灯してみました。
非常に明るくて発光具合にばらつきもないと感じました。(直視すると目を痛めるので注意!)
ダイソー製と比較
ダイソーの電球型LEDライトと比較してみます。
パッケージや本体の大きさなど、見た目はそっくりです。
本体が同色だと見分けがつかないのでダイソーは青色を用意しました。
どのような違いがあるのか詳しく比較してみたいと思います。
色合いの違い
外観では見分けがつきませんが、点灯してみるとLED色で見分けられます。
好みがあると思いますが、個人的にはキャンドゥの昼白色は蛍光灯色に近くて慣れていることもあり、物の色が見やすく感じます。
一方のダイソーは昔ながらの暖かみのある電球色といった感じです。こちらの方が目は疲れにくいそうです。
本体カバーの違い
本体カバーやソケット部分など見た目のつくりは全く同じです。
しかし、良くみると電球カバーの色合いが違っていました。
キャンドゥは白っぽくて、ダイソーは青っぽい感じです。
この色合いの違いによってLED光にどのような影響があるのかはよくわかりません。
カバーのサイズも同じなので互いに入れ換えることもできます。
LED基盤の違い
電球カバーを外すと両方ともLED基盤を見ることができます。
大きな違いはチップLEDの装着数です。
キャンドゥは8LED、ダイソーは10LEDとなっています。
その他の違いは
・基盤の形
・チップLEDの配列
・配線位置
基盤はダイソーの方が放射状に均等な配置で見た目もよく、放熱対策と思われる複数の穴があるなど良くできていると感じました。
両者ともに抵抗器がチップLEDの数だけあるのが100均商品としては凄いと思いました。
LED色の比較
カバーなしで点灯してみました。
キャンドゥは寒色系の昼白色、ダイソーは暖色系の電球色です。
ダイソーの10LED均等配列に対して、キャンドゥの方は8LEDなので歯抜けのようになっているのが残念です。カバーをすれば分かりませんが…。
消費電力の比較
キャンドゥ製
電圧:5.01V、電流:0.29A、消費電力:約1.45W
1LEDあたり:0.18W
ダイソー製
電圧:4.93V、電流:0.31A、消費電力:約1.52W
1LEDあたり:0.15W
消費電力は8LEDのキャンドゥの方が若干小さくなりましたが、1LED当たりでは逆に0.03W大きくなりました。
照度の比較
約30cmの高さからスマートフォンの光センサーで照度を測定してみました。
キャンドゥ 8LED:427(lx)、ダイソー 10LED:412(lx)
LED数の少ないキャンドゥの方が明るい結果となりました。
総評
100均LEDライトは非常に多くの製品が発売されています。
その中でも電球型LEDライトは下記の点で非常によくできていると思います。
・USB給電なので複数の電池を必要とせず、電池交換の手間がない。
・100均LEDライトの多くはコスト削減のため、複数のLEDに対して抵抗器が1個しかない商品が多いですが、本製品はLED個数に応じた抵抗器がついている。
・8~10LED搭載なので非常に明るく広い範囲を照らせる。
・昔ながらの裸電球型なので室内やアウトドアなどあらゆるシーンに利用できて実用的である。
これが100均商品として販売できるのが信じられません…