目次
ダイソー、キャンドゥに続いてセリア製の電球型USBライトを購入してみました。
今までセリアでは見かけなかった電球型USBライトを見つけたので早速購入してみました。
これで100均ショップ大手3社のUSB給電式電球型LEDライトが揃いましたので、ダイソー、キャンドゥとの違いなどを比較しながら見ていきたいと思います。
パッケージ記載事項
パッケージの記載内容は重複している事項もありますが、図入りで具体的かつ丁寧に書かれていると思います。
特に留意するべきと思われるところは赤文字にしてみました。
取扱説明書
初めてお使いになるときは、ご使用前に必ずお読みいただき、正しくお使いください。この取扱説明書は大切に保管してください。
【商品概要】
品名:10SMD電球型USBライト
本体サイズ(約):直径60φ×94㎜
USBケーブルの長さ:約100cm
主な材質:ポリプロピレン/ポリスチレン PVC/ステンレススチール スチール
製造国:MADE IN CHINA
販売元:株式会社グリーンオーナメント
【使用用途】
パソコン・モバイルバッテリーなどに接続して使用できます。
フックを利用してスタンドとしても 使用できます。
テントの中での使用、インテリアとして使用、置く、吊るすなど、様々な場面で使用可能。
【感電や故障する恐れがありますので下記の事はしないでください】
●雷が鳴っているときに、本品やケーブルに触れないでください。
●濡れた手で触らないでください。
●水につけたり、水をかけたりしないでください。
●本品のお手入れをする時には、液体は使用しないでください。乾いた柔らかい布で拭いてください。
●本品内部に液体、金属などの異物が入らないようにしてください。
【ご使用上の注意】
●LEDの光は指向性が強いので直視しないでください。直視し続けると、目に障害があらわれることがあります。
●本品を長期間使用しない場合は、USBポートより外してください。故障の原因となります。
●異常を感じた場合は速やかにUSBポートより抜いてください。
●本品を抜き差しするときは、必ずコネクタ部分を持ち、無理な力を加えないでください。
●強い衝撃を与えたり、曲げ・ひねり等の力を加えないでください。
●変形・破損した場合、直ちに使用を中止してください。
●直射日光・高温多湿の場所を避けて、使用・保管してください。
●火や熱源のそばに置かないでください。
●本品は防水構造ではありませんので雨などのかかる場所や湿気の多い場所では使用しないでください。
●閉め切った車内(特に夏場や暖房器具のそばなど高温になる場所に放置しないでください。
●小さなお子様の手の届くところに保管しないでください。
●廃棄の際は各地方自治体の廃棄区分に従ってください。
●本来の用途以外でのご使用はおやめください。
●品質には万全をつくしておりますが、万一不良品等お気づきの点がございましたら記載の連絡先または販売店までお問い合せください。
【ご使用方法】
商品の向きをよく確認し、USBポートにUSBコネクタを差し込んでください。
差し込んだ後は、USBコネクタが奥まで差し込まれているか必ず確認してください。※ USB Type-A でのみ使用できます。
対応機種:標準でUSBポートを搭載し、パソコン本体メーカーがUSBポートの動作を保証している機種
本品を使用中に発生したデータやプログラムの消失についての保証はいたしかねます。
定期的にバックアップを取るなどの対策をあらかじめ行なってください。
外観詳細
ダイソー、キャンドゥ製との大きな違いはフックが金属製ということです。
プラスチック製のフックは折れやすいので良いと思います。
本体サイズは電球カバー部はほぼ同じですが、縦方向のサイズが7㎜ほど小さくなっています。
点灯時の電球色は昼白色で非常に明るいと感じました。
キャンドゥ製も同じ昼白色ですが搭載されているLEDは8個でした。
これは10個のLEDが搭載されているので更に明るいのだと思います。
照度測定
今までレビューした電球型USBライトで照度測定した条件と同様に測定してみました。
結果は562(lx)となり、他社製品と比べても一番明るい結果となりました。
100均ショップ | LED数 | LED色 | 照度(lx) |
セリア | 10 | 昼白色 | 562 |
キャン★ドゥ | 8 | 昼白色 | 427 |
ダイソー | 10 | 電球色 | 412 |
(同条件で測定しましたが測定値はあくまで参考値です。)
消費電力
USB簡易電圧電流テスターで消費電力の測定をしてみました。
測定結果は、電圧:4.88V、電流:0.56A、消費電力:約2.73W、1LEDあたり:約0.27Wとなりました。
ダイソー、キャンドゥ製に比べると消費電力がかなり大きい結果となりました。
一覧表にしてみました。
100均ショップ | 電圧(V) | 電流(A) | 消費電力(W) |
セリア | 4.88 | 0.56 | 2.73 |
キャンドゥ | 5.01 | 0.29 | 1.45 |
ダイソー | 4.93 | 0.31 | 1.52 |
(測定値はあくまで参考値です。)
同じ昼白色のキャンドゥ製の約2倍も消費しますが、明るさも倍とはならないので消費電力の大きさはネックだと思います。
分解してみる
【注意】既製品の分解や改造を推奨するものではありません。
電球カバーを外すと内部のLED基盤が確認できます。
等間隔にLEDが10個並んでいますが、抵抗器が2個しかありません。
チップLEDは10個、チップ抵抗器は2個基盤に取り付けられています。
チップLEDの大きさは約5㎜×3㎜のもので、他社と同じ仕様のものが使われていると思います。(ただしダイソー製のLEDは電球色)
極小サイズのチップ抵抗器は型番と思われる「4R7」と刻印されています。調べてみると4.7Ω抵抗器のようです。
LED基盤にライトをあてると内部のパターンが透けて見えます。
10個のチップLEDに対して2個のチップ抵抗器が並列に取り付けられていることがわかります。
LED基盤の回路に関しては、全てのチップLEDに対して抵抗器が付いているダイソーとキャンドゥの方が優れていると思います。
もう一点気になったことがあります。
それは基盤が小さいので本体ケースに安定して収まりません。
電球カバーを取り付けていても内部で基盤が斜めになることがありました。
カバーなしで点灯してみました。
明るさは申し分ないです!
ついでに基盤の発熱をチェックするために手のひらで基盤を覆ってみました。
熱っーぃ!!!
物凄く発熱している箇所があるようです。
指で確認してみると、2つのチップ抵抗器が発熱していることがわかりました。
点灯後すぐに熱くなりますので長時間の使用が躊躇われます。
評価
購入後に点灯してみて非常に明るかったので好印象を持ちましたが、詳しく見てみるとコストカットによるデメリットも見えてきました。
良い点
- フック部分が金属製
- 少しコンパクト
- 明るい昼白色
悪い点
- 消費電力が大きい
- 基盤が本体内部で斜めになることがある
- 基盤の抵抗器が発熱する
特に気になった点は「抵抗器の発熱」です。
大手3社の見た目もそっくりな電球型USBライトをレビューしてみて、それぞれ違いがあることがわかりました。
個人的にはキャンドゥ製の電球型USBライトが発熱も少なくて、見やすい昼白色なのでお気に入りです。