水道料金高騰!?敷地内埋設水道管の漏水を修繕!

水道 水道管 水道パイプ 漏水 補修 修繕 DIY

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地下埋設の水道管から漏水しているのを発見したので自分で修理を試みたが…。

異音に気付く

以前から家の裏側土間から「シュゥーッ」という音がしていたので気になっていました。

何の音だろうと耳を澄ませましたが、音源が特定できませんでした。

音が止まることもあったので隣家の排水の音だと思いこんでしまい、あまり気にかけていませんでした。

しかしある日の夜中、例の「シュゥーッ」という音がしているのに気付きました。

それまでは隣家の生活排水音か何かだと思い込んでいましたが、夜中に水を使うことはないので排水音ではないことを確信しました。

翌日に音のする付近で耳を澄ませますが、やはり音源が特定できません。

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地面から音が聞こえるような気もします。

漏水?

もしかしたら地下埋設の水道管から漏水しているのでは、と思って水道の元栓を閉めてみました。

再度確認すると音が止まっています。

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再び元栓を開けてみると、水道メーター内部の小さいコマ(パイロットと呼ぶ)がゆっくりと回転しています。

散水栓、トイレ、風呂場、洗面所、台所、洗濯機とすべての蛇口が確実に閉まっていることを確認します。

それでも水道メーターのパイロットがゆっくりと回転していました。

やはり水道管からの漏水の可能性が高そうです。

漏水を確認する方法はこちら

数万円垂れ流し…

もうひとつ確認しておくべきことに気付きました。

それは過去の水道料金を調べてみることです。

家族に聞いたところ「検針票」を保管してあったので過去一年分しらべてみました。

すると6ヶ月前くらいから料金が跳ね上がってるではありませんか!

下水道料金込みで4000円ほど高くなっています。

口座引き落としということもあり、半年以上誰も気付いていなかったようです。

4000円×6ヶ月=24000円を垂れ流していたとは…

一刻も早く漏水を止める必要があります。

修繕を試みる~漏水箇所特定

基本的に家の修繕は自分でするのですが、今回は地下埋設菅なのでかなり厄介です。

音のする土間がコンクリートなので壊さなければ掘ることさえできません。

掘れたとしてもピンポイントで漏水箇所とは限りません。

日を改めて、耳だけを頼りにだいたいの音源を特定します。

家の角となる基礎立ち上がり付近からの音が特に大きかったので、ここで間違い無さそうです。

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ちょうどその付近の土間コンクリートがひび割れしていたので、少しずつハンマーで割りました。
コンクリートの厚さは数センチと薄いのですが、それでも想像以上に硬くて取り除くのに苦労しました。

一部のコンクリートを割って土間を掘っていくと水が涌き出てきますので、元栓を閉めておきます。

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壁の波板が邪魔で作業がしづらく、手探りで土を取り除いていくしかありません。

手の感触だけで埋設パイプの位置が確認できました。

元栓を開けると水が噴き出ている漏水箇所も確認できました。

どうやらL型パイプの繋ぎ目から漏水しているようです。

作業断念~業者へ依頼

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しかし、これ以上の作業は断念するしかありません。

土間のコンクリートが厚くて、取り除くには専用の削岩機械でないと無理です。

仕方ないので業者に依頼することにします。

市内の管工事業者に電話で問い合わせたところ、2件目の業者が見に来てくれるのでお願いしました。

今回依頼した業者は以前にも一度依頼したことがあります。

電話では、見に行くだけでも料金(約6000円)がかかる旨を当方は了解しました。

事前に料金がかかることを言ってくれるのは良心的だと思います。

業者到着~作業着手

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分厚いコンクリートを斫る強力な削岩機の出番です。

バリバリバリッ!バリバリバリッ!ガガガガ…

かなり大きな音で思いっきり近所迷惑です…すいません…

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ワイヤーメッシュの鉄筋がでてきました。

これでは削岩機がなければ自分で斫って取り除くのは絶対に無理でした。

以前この場所に給湯器のような器具が置かれていたそうで、土間コンクリートも補強されていたようです。

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手探りだけで視認できなかった配管がようやく姿を現しました!

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塩ビ水道管が下から立ち上がってきて、L型継手で横方向に配管されています。

そのL型継手から漏水していたようです。

「餅は餅屋」のとおり、手際よく配管しなおしてくれます。

パイプカッターの工具類やL型継手の材料類など素人は持っていませんし、サイズを確認して購入しに行く手間もかかるので業者に依頼して正解でした。

配管接続後、接着剤が硬化するのを待ちます。

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なるほど、コの字に配管すれば、どの継手にも無理な力がかからない。

素人が考える修繕は、現状と同じように配管すると思っていました。

接着剤の硬化時間が経過してから、ゆっくりと元栓を開けて漏水がないか時間をかけて確認します。

→漏水の確認方法はこちら

塩ビ管が隠れるところまでは砂で埋め戻します。(写真忘れました)

これは砂で塩ビ管を巻くことによって保護する役目があります。

業者の作業はここまでで、来てもらってから作業時間は3時間くらいでした。

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後の仕上げは自分で掘り返した土で埋め戻して表面を均しておきました。

再度ここから漏水する恐れもあるので、コンクリートでの復旧はしませんでした。

工事費の支払い

今回の工事費はその場で支払うのではなくて、会社から後日請求書を送ってもらって銀行振込みします。

月末に案内文と請求書が送られてきました。

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良心的かつ妥当な請求額でしょう。

ただし今回は漏水箇所を特定していたのでこの金額ですんだのだと思います。

漏水箇所の調査を含めればもっと高い請求金額になっていたでしょう。

請求書には一応内訳もきちんと記載されているのも好感が持てます。
(内訳記載は当然なことですが、この業界は内訳を書かずに一式と記載する場合が多いです。)

まとめ

築40年ほど経過した住宅は至る所に不具合がでてきて、特に水廻りが顕著です。

今回は異音で漏水に気付くことができましたが、少量の漏水に気付くのは難しいと思います。

目に見えない地下埋設管などは、素人が見つけるのは不可能でしょう。

下水道料金も水道料金に含まれるので、長期間の漏水ともなればかなりの金額を捨てることになってしまいます。

いち早く漏水に気付くためには、日頃から検針票の使用量の推移を把握しておくべきだと痛感しました。

追記事項:自治体の多くは宅地内の漏水であっても「不可抗力による漏水に起因する料金」を減免してもらえる制度があります。

自治体ごとに減免適用には漏水場所などの条件がありますので、必ず減免してもらえるものではありません。

自治体の水道局に問い合わせてみることをお勧めします。