水道の漏水確認方法
水道メータで漏水を確認するには
現在の水道メーターは非常に精確にできており、極僅かな漏水でも計測してしまいます。
僅かな漏水ではパイロットの動きもわからないので、以下の手順で漏水の有無を確認します。
- 敷地内の蛇口など水道水が出る箇所(トイレの止水栓も)を確実に閉めます。
- 水道メーターをスマートフォンなどのカメラで撮影します。
- タイマーで15分以上待つ
- 写真とメーターを見比べる
パイロットと1リットル針の位置が変わっていないか、写真と確認します。
僅かな漏水でも時間が経過すれば纏まった量となります。
ポタポタレベルの漏水でも15分で約1リットルになりますので、1リットルの針が動いたのが確認できます。
目視でぱっと見だけでは僅かな漏水は確認できませんが、上記の方法であれば僅かな漏水も確実に発見できると思います。
漏水の疑いがある場合は、漏水箇所の特定をしますが簡単に見つけられない場合が多いと思います。
特に地下埋設管からの漏水であれば素人では見つけるのは不可能に近いでしょう。
そこで管工事などの業者に依頼することになりますが、業者選定にあたってのポイントなどを書いてみたいと思います。
料金トラブル多発
漏水修繕などで業者に依頼して高額請求トラブルが多いと聞きます。
こうしたトラブルは大々的に宣伝しているところや、冷蔵庫などに貼るマグネット広告の業者などが多いようです。(全てではないと思いますが…)
ほとんどの場合、宣伝している価格だけで済むということはまずありません。
宣伝価格は、たぶん見に来るだけの料金です。
そこに追加された内訳不明な高額請求に驚くのですが、施工後なので仕方なく支払うしかありません。
特に漏水は緊急性が非常に高いため、依頼人としては一刻も早く修繕して欲しい心境です。
水が使えなければトイレさえ行けませんから。
その焦った心理に付け込んだ商法といえると思います。
水道トラブルはいつ起こるかわからないので、いざという時に備えて依頼する業者を事前に決めておくことを強くおすすめします。
業者の選定について
業者を選定するにあたっては、お住まいの自治体に登録された水道業者に依頼するのが一番いいと思います。
自治体ホームページから調べることができますし、電話で問い合わせても教えてくれると思います。
あなたの地元業者なら手抜き施工やボッタクリをしない確率が高まります。
地域でそのような悪い噂が広まっては困りますからね。(ただし、高圧的な業者も存在するので絶対とは言えません)
業者にホームページがある場合には、ぜひ事業内容などを見ておきましょう。
適正な価格とは
依頼する側もできるだけ情報収集して、だいたいの相場などを理解しておく必要もあると思います。
「テレビなどで宣伝している価格で工事しろ」というのは無理な話だと思います。
見に来ただけでお金を取られた!=悪徳業者と考える人もいます。
しかし慈善事業ではないので、社員が見にくるだけでも調査名目などの人件費はかかることは知っておくべきでしょう。
工事内容にもよりますが大体の工事費目安としては「(人件費+材料費)×諸経費」で概算が把握できます。
仮に1時間ほどで仕事が終わっても半日分の人件費として計算します。
(この場合の人件費は厳密には1/8日ですが、修繕など数時間で終える場合でも人件費は半日単位で計算することが多いです。)
例えば人件費を10,000、諸経費を30%として、1人で2時間ほど調査に来ただけの場合
(1人×10,000×0.5日)×1.3=6,500円(税抜き)
となり、約7,000円かかる計算となります。
(人件費は地域や職種によって変わりますので、上記計算はあくまで目安です。)
信頼できる業者を事前に
事前に複数業者から見積もりを取れれば一番いいのですが、漏水などは緊急性が高いのでどうしても作業優先となってしまい、お金の話は後になりがちです。
依頼者は早く直してもらいたい一心で、一番重要な工事費の確認をしないまま作業をお願いしてしまいます。
悪徳業者はその依頼者心理に付け込んだ商売といえるでしょう。
しかし、作業着手する前に凡その金額だけでもきちんと確認してから工事を依頼するべきだと思います。
そのような事態にならないためにも、あらかじめ信用のおける地元業者を複数知っておくことは非常に大切なことだと思います。