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スマートフォンの背面をタップして各種機能を起動できる便利アプリ
片手操作でロック画面にしたい
Android11搭載スマートフォン「Pixel4a」の操作にも慣れてきましたが、ロック画面にする場合は電源ボタンを押す必要があります。
電源やボリュームなどの物理ボタンを頻繁に押すのは好まないので他の方法がないか調べたところ、「ユーザー補助メニュー」からロック画面にできるのですが使い勝手が良くありません。
2本指で上にスワイプする必要があるので片手操作ができないのです。
ランチャーアプリを導入するのが手っ取り早いのですが、他に何か方法がないものかと調べてみると、「Tap,Tap」というアプリが良さそうだったので導入してみることにしました。
ただし、アプリの設定項目などは全て英語表記なのが難点です。
そこで今回全ての英語表記をGoogle翻訳アプリで日本語に変換して併記しました。が、正しく翻訳できていない箇所もあると思いますのでご了承願います。
Tap,Tapとは
Tap,Tapの主な機能は、端末に搭載されている加速度計とジャイロスコープを使用してスマホ背面をダブルタップすることで「アプリ起動、デバイス制御(ホーム、戻る、最近のボタンの押下を含む)、スクリーンショット、懐中電灯、アシスタント起動」などを行うことができます。
(※バージョン0.8-Beta以降はトリプルタップにも対応)
「Tap,Tap」はGoogle Playストアにはない野良アプリですので、リスクを理解したうえ自己責任での利用となります。
野良アプリとは
アンドロイドの場合は公式Google Playストアに登録されていないアプリのことです。
公式ストアのアプリは審査されているので悪意のあるアプリは基本的に登録されていません。
一方、野良アプリは第三者の検閲を受けることなくインターネット上などから入手可能で悪意のあるアプリも多く存在します。
APKファイルは開発者向けのコミュニティサイトである「XDA Developers」の「Attached Files」からダウンロードできます。
今回紹介するバージョンは「TapTap-0.7.1-Alpha.apk」 (13.79 MB)となります。
(※記事作成時の最新バージョンは0.8.1-Beta)
インストール
ダウンロードしたAPKファイルを選択してインストールをタップします。
「この提供元不明のアプリを許可」の警告が出ますがリスクを理解したうえでチェックをオンにしてからインストールします。
バッテリーに関するウィンドが出たら「許可」をタップします。
「許可」をタップします。
「Tap,Tap」をタップします。
「Tap,Tapを使用」をオンにします。
設定
インストールしたTap,Tapアイコンを起動したときの最初の画面です。
- Accessibility Service is enabled(ユーザー補助サービスが有効になっています)
- Gesture(ジェスチャー)
- Actions(動作)
- Gates(ゲート)
- Feedback(フィードバック)
- Advanced(高度な機能)
一番上の項目「Enable Gesture」をオンにします。
Gesture(ジェスチャー)
Sensitivity(感度)のスライダーでタップしたときの感度を調節します。
文字入力時などの振動がタップと誤認識される場合などに使用。
Device Model(デバイスモデル)の設定では「Pixel3XL、Pixel4、Pixel4XL」の3つのモデルから選択できるのですが、使用する端末はPixel4aなので「Pixel4」を選択してみました。
Actions(アクション)
今回はタップしてロック画面にするアクションだけを+Add Actionから登録しました。
登録したアクションは何をしている時にだけ動作するかを「+Add requirement」から設定できます。
(例:カメラ使用時だけ背面ダブルタップでロック画面にする)
設定可能な項目は「Gates」と同じです。
あらかじめ複数のアクションが登録されていましたが不要なアクションは長押ししながら下部の「Remove」へ移動させることで削除できます。
+Add Action
追加できるアクションは「Launch、Utilities、Actions、Advanced」からアプリの起動やデバイスの制御項目などを選択します。
Launch(起動)
- Launch app(アプリ起動)
- Launch a shortcut(ショートカット起動)
- Launch Assistant(起動アシスタント)
- Launch search(検索起動)
- Launch camera(カメラ起動)
Utilities(ユーティリティ)
- Launch reachability(分割起動可能性)※試験運用
- Flashlight(懐中電灯)
Actions(行動)
- Screenshot(スクリーンショット)
- Open notifications(オープン通知)
- Quick settings(クイック設定)
- Lock the screen(画面ロック)
- Wake device(ウェイクデバイス)
- Home(ホーム)
- Back(バック)
- Open recents(最近開いた)
- Split screen(画面分割)
- Power Menu(パワーメニュー)
- Play/Pause(再生/一時停止)
- Previous(前)
- Next(次)
- Switch sound profiles(サウンドプロファイルを切り替える)
- Show volume panel(音量パネル表示)
- Volume up(ボリュームアップ)
- Volume down(ボリュームダウン)
- Toggle mute(ミュート切り替え)
- Trigger Google Voice Access(Google Voiceアクセス要因)
Advanced(高度な機能)
- Tasker Event(Taskerイベント)
- Tasker Task(タスカータスク)
Gates(ゲート)
例えば通話中に設定したアクションが実行されては困る場合など、条件を設定しておきます。
- Display off(ディスプレイオフ)
- Display on(ディスプレイオン)
- USB device(USBデバイス)
- On call(通話中)
- Charging(充電中)
設定項目(追加)
- Camera(カメラ)
- App showing(アプリ表示中)
- Keyboard open(キーボード使用時)
- Landscape orientation(画面横向き)
- Portrait orientation(画面縦向き)
- Table(テーブル)
- Pocket(ポケット)
- Headset(ヘッドセット)
- No Headset(ヘッドセットなし)
- Music Playing(音楽再生)
- No Music Playing(音楽再生なし)
Feedback(フィードバック)
アクション実行時の端末の反応動作を選択できます。
Advanced(高度な機能)
誤動作の可能性もあるのでそのままにしておきました。
Battery & Optimisation
バッテリーと最適化についての説明。
感想まとめ
開発途上の野良アプリですが端末背面をタップすることにより各種操作できるのはとても便利です。
今回紹介したバージョン(TapTap-0.7.1-Alpha)ではダブルタップ時の動作だけでしたが、新しく公開された0.8-Beta版ではトリプルタップも追加されました。
今後も新機能が追加されて更に使い勝手が良くなるアプリに進化すると思います。
できれば日本語化とGoogle Play公式配布されることにも期待したいです。