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愛用自転車「あのねGo号」が突然のパンク!後輪タイヤ交換レビュー
交換前のタイヤ
後輪タイヤはパンクしていませんでしたが摩耗が激しくて内部の繊維が見えています。
よく見るとタイヤ側面にも無数のひび割れが発生しています。
前輪タイヤの交換に引き続き後輪タイヤの交換作業をします。
使用工具類
タイヤ交換に準備する工具類です。
- プラスドライバー
- タイヤレバー
- レンチ(15㎜後輪用)
- レンチ(14㎜前輪用)
- レンチ(10㎜)
- ペンチ
手が汚れるので軍手やウエスも用意しましょう。
さらに自転車作業用のスタンドがあれば作業が非常に捗りますが、今回は脚立で代用しました。
後輪タイヤの取り外し
前輪タイヤと比べて後輪タイヤは駆動輪となるので取り外し作業は少し面倒です。
チェーンステーに固定されているブレーキユニットの固定ボルトナット(10㎜)を外します。
取り外したらボルトとナットを紛失しないように元の取り付け金具に仮付けしておきましょう。
チェーンケースの前後カバーを取り外しておきます。
写真のように外側から順番に
ナット(15mm) → ワッシャー → 泥除けステー → 荷台ステー → スタンドの順番にチェーンステーに取り付けられています。
左右共に同じ順番で取り付けられていますので順番に外していきます。
ナット(15㎜)とワッシャー、スタンドを取り外した状態です。
次にチェーン引きのナット(10㎜)を緩めて外します。
チェーンケースのついた自転車ではチェーンの張り具合の調整確認が難しいので、チェーン引きのナットの締め位置を確認しておくと良いと思います。
チェーン引きを取り外すことによりチェーンを緩めることができますので、チェーンリングからチェーンを外すと後輪を取り外すことができます。
ただしブレーキワイヤーを外していないのでブレーキ本体が付いたままタイヤ交換作業をすることになります。
タイヤをホイールから取り外すためにバルブを外します。
バルブキャップ→袋ナット→ムシ→リムナットの順にすべて取り外します。
リムとタイヤの隙間にタイヤレバーを複数箇所差し込んで、こじるようにホイールからタイヤを外していきます。
新品タイヤと並べて比較してみました。
すり減って溝が全くない状態となり、中の繊維が見えています。
新品タイヤの取り付け
付属していたリムテープをホイールに取り付けます。
バルブ穴の位置を合わせて押さえておき、指を入れてぐるりと一周均等になるように調整して取り付けます。
チューブの入ったタイヤをバルブ穴の位置からホイールに取り付けていきます。
この時にタイヤロゴマークを前後輪共にバルブ位置に揃えておけば見た目が良いと思います。
前輪と同様にバルブを虫ゴム交換不要の「スーパーバルブ」に交換しました。
バルブを付け終えたら少し空気を入れます。
タイヤを揉んで中のチューブ位置やねじれを解消して安定させます。
ホイールリムとタイヤの境目も歪みがないか、確実に嵌っているかを再度確認します。
取り外しの時と逆の手順でタイヤを取り付けていきます。
チェーンケースのついた自転車はチェーンリングにチェーンを戻すのが厄介です。
タイヤレバーやマイナスドライバーなどを使って少しずつ確実に歯車にかみ合わせます。
チェーンを元に戻したらチェーン引きをナットで取り付けます。
ナットの締め具合によりペダルと後輪の間隔が広がってチェーンの張り具合を調節できます。
一般的にチェーン下側中央部の遊びが、指で押さえて1~2cm程度が適切です。
しかしこの自転車はチェーンケースで覆われているので指で張り具合を確認できません。
チェーン引きのナットを凡そ元の位置まで締めておきました。
ペダルを回転させてチェーンケースに擦れていないかも確認します。
本体ステーに、スタンド → 荷台ステー → 泥除けステー → ワッシャー → ナット(15㎜)の順番に取り付けていきます。
元の位置にブレーキユニットを確実に取り付けます。
取り付け後の確認
ナット(15㎜)を本締めする前に後輪を回転させてタイヤ中心、リムとタイヤの境目にブレがないか確認します。
異常がなければナットを本締めします。
ついでにチェーンリング付近の掃除と回転部に自転車用オイルをさしておきました。
最後にチェーンカバーを取り付けます。
後輪を回転させてブレーキの効き具合に変わりがないか入念に確認します。
(今回はブレーキワイヤーを外さずにタイヤ交換を行ったので効き具合に変化はありませんでした。)
異常がなければ所定の空気圧(300kPa)まで空気を注入します。
総評
駆動輪でもある後輪タイヤ交換は手間がかかって面倒ですので、自転車屋で交換した場合も前輪より工賃が高い場合が多いです。
素人であっても組み立て手順を忘れないように写真を撮るなどして作業すれば、自転車タイヤ交換は可能だと思います。
自分で交換すれば自転車屋よりも半額以下の出費ですみますし、何より自転車にも愛着が涌いて大事に乗ろうと思えます。
交換してから40㎞ほど走行しましたが、新品タイヤは摩擦が軽減されるのかペダルをこぐのが非常に軽くなってスイスイ進むので非常に快適です。