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購入時のスムーズな走りが復活!
後輪ベアリングを交換したら想像以上にスムーズに走行できるようになりました。
今回は前輪ハブのベアリングも交換することにしました。
準備した工具類
- パーツクリーナー
- グリス(ウレアグリスを使用)
- ハブスパナ(13㎜)
- コンビネーションレンチ(14.15㎜)
- ドライバー(+-)
- 目打ちまたは丸ギリ
- その他:軍手、ウエス、受け皿、ティッシュ、細い棒
今回交換するシマノ鋼球 3/16インチ(4.7625㎜)×22個入り
前輪の取り外し
前輪の取り外しは 「自転車の前輪タイヤ(26インチ)を交換」 を参照してください。
フレームから取り外したらハブ軸左右のネジ代寸法が同じであるかを確認しておきます。
左右で長さが違う場合はハブ軸を取り外してからロックナットの位置を調節します。
ハブ軸と鋼球の取り外し
ハブ軸のロックナット(15㎜)を緩めるには内側にある玉押し(13㎜)を固定する必要があります。
一般的なスパナは玉押しに差し込むことができないので薄型のスパナ(ハブスパナ)を使用する必要があります。
今回作業をするために購入したハブスパナ
注意:鋼球が落下紛失する恐れがあるので、ロックナットを緩める前に必ずウエスや受け皿など下に敷いてから作業をしてください。
玉押しをハブスパナ(13㎜)で固定しながらコンビネーションレンチ(15㎜)でロックナットを緩めてハブ軸から取り外します。
続いて玉押しを取り外すと内部に鋼球が10個入っていました。
ハブ軸が抜け落ちないようにホイールを反転して反対側の鋼球も取り出します。
固まったグリス?のような黒いものが全体的に固着しています。
後輪ハブに見られたような錆はありませんでした。
各部位を清掃
パーツクリーナーを使ってハブを清掃します。
内部も細い棒でティッシュを押しこんで汚れを拭き取りました。
丸い黄色の玉押し溝部にも古いグリスが固着していましたので目打ちとウエスを使って除去しました。
パーツクリーナーで清掃したハブ軸、ナット、玉押しと新しい鋼球【シマノ鋼球(3/16)Y4BB98030】
新しい鋼球に交換
鋼球が収まるハブカップとハブ軸中央部にグリスを塗布してからそっと差し込みます。
グリスを塗布したハブカップに新しい鋼球(3/16)を10個入れます。
この作業は磁気ドライバー先端に鋼球をくっ付けると簡単に配置できます。
鋼球セット後にホイールを持ち上げ、玉押しによって塞いだ状態で裏返します。
反対側も同じくハブカップにグリスを塗布して新しい鋼球を10個入れます。
ハブ軸に玉押しとロックナットを取り付けます。
玉押しは緩すぎるとガタツキの原因となり、締めすぎるとスムーズに回転しなくなります。
ハブ軸を両手で持って回転を確認しながら締め付け具合を調節します。
問題がなければ取り外しとは逆の手順でフロントフォークに取り付けて完成です。
交換後の乗り心地
自転車購入後、初めてハブベアリングの交換とグリスアップを行いました。
前輪ハブは後輪ハブに比べると簡単に交換できることもわかりました。
作業の効果は想像以上で体感的に2割程度は軽くなったような気がします。
さらに漕いでいない時の進む距離が飛躍的に伸びました。
今後はタイヤ交換する度にハブ清掃とグリスアップをしようと思います。