忘れたころに再現されるアイコンが白くなる不具合解消方法
アイコンが真っ白
いつものようにパソコンを起動すると一部のアイコン表示が正しく表示されていないことに気付きました。
思い当たる節があります。
前回の起動時にアイコンの名前を変更したアイコンが白くなっていました。
デスクトップにショートカットアイコンを作成すると名前が長すぎるので「 – ショートカット」の部分を削除しました。
原因は判りませんが恐らく名称変更したことがトリガーとなっと思われます。(Windowsの更新プログラムが怪しいと思うのですが…)
とりあえず再起動してみましたがアイコン表示に変化はなし。
この現象は以前にも何回か経験しており、正しく表示させるためには「アイコンキャッシュファイル」を一度削除すればいいのですがその手順を忘れてしまいました。
いつも忘れたころに再現される不具合なので自分用メモとして記録しておくことにしました。
セーフモードで起動してみる
セーフモードで起動すると解決する場合がありますので先に試してみます。
Windows10をセーフモードで起動する方法は複数あります。
ややこしいコマンドなどを入力することなくマウス&キーボードだけで進めていく簡単な手順は以下のとおりです。
- デスクトップタスクバー左下にあるウィンドウズアイコン(スタート)をクリックするとプログラム一覧が表示されます。
- 電源をクリックするとスリープ、シャットダウン、再起動が表示されます。
- キーボードのShiftキーを押しながら再起動をクリックします。
上記の手順で再起動すると「Windows 回復環境」が実行され、オプションの選択画面が表示されます。
オプションの選択からトラブルシューティングをクリックします。
トラブルシューティングから詳細オプションをクリックします。
詳細オプションからスタートアップ設定をクリックします。
スタートアップ設定から再起動をクリックします。
スタートアップ設定のオプション一覧にある「4)セーフモードを有効にする」の番号が4なのでキーボードの4を押すと自動的にセーフモードで起動します。
表示がおかしかった3つのアイコンはセーフモード起動画面では正しく表示さていることが確認できました。
セーフモードの起動でも解決しない場合は、Windows10システムフォルダ内のアイコンキャッシュを削除してみます。
アイコンキャッシュを削除する
アイコンキャッシュは隠しファイル(AppData)の下層ファイル内に保存されています。隠しファイルは無闇に改変するとWindowsの不具合に繋がる恐れがあるので慎重に操作して下さい。
アイコンキャッシュ「IconCache.db」が保存されている場所は
PC
↓
ローカルディスク(C:)
↓
ユーザー
↓
ユーザー名
↓
AppData(隠しファイル)
↓
Local
↓
IconCache.db
と辿っていきますが「AppData」は隠しファイルとなっているので見える状態にしておく必要があります。
デスクトップ上のPCアイコンから、ローカルディスク(C:) → ユーザー → ユーザー名と進みます。
(エクスプローラーのアドレス欄に直接「C:\Users\ユーザー名」を入力しても同様)
14個のアイコンが表示されている状態です。
①の表示タブをクリックして②の「隠しファイル」にチェックを付します。
3つの隠しアイコンが表示されてアイコンが14個から17個に増えました。
表示された AppData → Local のファイル内に「IconCache.db」があります。
「IconCache.db」を選択した状態で「Shiftキー」を押しながら「Deleteキー」を押すと「完全に削除しますか?」と聞かれるので「はい(Y)」をクリックします。
※Shiftキーを押しながらDeleteキーを押すとゴミ箱には残らず完全削除となるので普通には復元できません。念のために他ドライブなどにコピペしてバックアップを取っておくと安心です。
パソコンを再起動します。
再起動後に表示がおかしかったアイコンが正常になっているかを確認します。