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定番アプリ「AnTuTu」の代替アプリを求めて
GooglePlayから排除?
ベンチマークアプリを使う機会はほとんどないのですが、愛用している第7世代Fire HD 10 タブレットの動作が遅いと感じることが多くなってきました。
何か方策はないかとググっていると某有料アプリを導入したら改善したとの記事を読んで試してみたくなりました。
効果をみるためにはアプリ導入前後の性能を数値化できるベンチマークアプリが欠かせません。
以前本ブログで記事にした「AmazonタブレットFire HD 10 ベンチマーク測定」で使用した定番ベンチマーク「AnTuTu BenchmarkとAnTuTu 3DBench」を使用するためにGooglePlayで検索してみると「リクエストされた URL は、このサーバー上に見つかりませんでした。」と表示されます。
少し調べてみたところ「Googleポリシーに違反している」としてGooglePlayストアから削除されたようです。
GooglePlayからは入手できなくなりましたが AnTuTu公式サイト からAPKファイルを直接ダウンロード・インストールして使用することは可能です。
GoogleブラウザのChromeで公式サイトを開いて ダウンロード をクリックすると下記のような真っ赤な画面が表示されるので驚きます。
この先のサイトには有害なプログラムがあります
通常このような画面に出くわした場合はそのページから立ち去るのが無難だと思います。
それでも果敢に使用したい場合は 詳細 をクリックして文中の このサイトにアクセスする のリンクをクリックすればダウンロードは可能です。
ちなみに Microsoft Edge や FireFox などのブラウザからアクセスすると警告画面は表示されず普通にダウンロードすることができます。
いずれにせよ「AnTuTu Benchmark」の利用にあたっては過去の疑惑などを考慮したうえ自己責任での使用となります。
代替アプリを検索
「君子危うきに近寄らず」軽率なクリックで実害を被ったこともあることからネット上では警戒心を抱いております。
よって「AnTuTu Benchmark」に代わるアプリをGooglePlayで探すことにしました。
「ベンチマーク」と検索してみると無数のアプリが表示されます。
上位に表示されたアプリの中からダウンロード数が多く、開発元も明記されているアプリを選んだ結果「3DMark-The Gamer’s Benchmark」というフィンランド製のアプリを使ってみることにしました。
ただし日本語には対応しておらず説明文などすべて英語表記なのが難点です。
画像にはできるだけGoogle翻訳で日本語を併記してみました。
アプリについて
すべての操作やテストはGoogle製スマートフォン「Pixel4a」を使いました。
アプリについての説明文は英語ですが、右上の翻訳スイッチをオンにすることで日本語表記となります。
しかし日本語訳がおかしい箇所があったので改めて翻訳しなおしました。
3DMarkはスマートフォンやタブレットのパフォーマンスをテスト・比較するのに役立つ人気のベンチマークアプリです。
3DMarkはデバイスのGPUとCPUのパフォーマンスをベンチマークします。
テストの最後にモデルの比較に使用できるスコアを取得しますが、3DMarkはさらに多くのことを提供します。スコア以上
3DMarkはスマートフォンとタブレットについて、更に学ぶのに役立つデータ駆動型のストーリーを中心に設計されています。
3DMarkは独自のチャート、リスト、ランキングを備えており、デバイスのパフォーマンスに関する比類のない洞察を提供します。
・あなたのスコアを同じモデルの他の人と比較してください。
・デバイスのパフォーマンスを他の一般的なモデルと比較します。
・OSのアップデートごとにデバイスのパフォーマンスがどのように変化するかを確認してください。
・速度を落とすことなく一貫して動作するデバイスを見つけます。
・リストを検索、フィルタリング、並べ替えて、最新のモバイルデバイスを比較します。お使いのデバイスに最適なベンチマーク
アプリを開くと3DMarkはデバイスに最適なベンチマークを推奨します。
ストレージスペースを節約し、ダウンロード時間を最小限に抑えるためにインストールするテストを選択できます。新しいクロスプラットフォームベンチマークであるWildLifeを実行して、Google、Huawei、LG、OnePlus、Oppo、Motorola、Samsung、Sony、Vivo、Xiaomiなどメーカーの新しいAndroidデバイスを最新のiPhoneおよびiPadモデルと比較します。
3DMark Wild Lifeはデバイスをテストする2つの方法を提供します。
インスタントパフォーマンスをテストするクイックベンチマークと、長時間の高負荷でデバイスがどのように動作するかを示すより長いストレステスト。SlingShotまたはSlingShot Extremeベンチマークを選択して、低から中程度のAndroidデバイスを古いiPhoneおよびiPadモデルと比較します。
簡単な方法であなたの次の端末を選択
何千ものデバイスのアプリ内パフォーマンスデータを使用して、3DMarkで最高のスマートフォンやタブレットを簡単に見つけて比較できます。
アプリ内ランキングを検索、フィルタリング、並べ替えて、最新のAndroidデバイスとiOSデバイスを比較します。3DMarkを無料でダウンロード
3DMarkは無料アプリです。
広告やアプリ内購入はありません。
今すぐダウンロードして、正確で公平なベンチマーク結果を得るために3DMarkを選択する何百万人もの人々に加わってください。システム要求
Wild Lifeベンチマークには、Android10以上と3GB以上のRAMが必要です。
他のすべてのベンチマークには、Android5以降が必要です。このアプリは非営利目的でのみ使用されます。
ビジネスユーザーはUL.BenchmarkSales@ul.comに連絡して下さい。
ライセンスについて
プレスのメンバーはUL.BenchmarkPress@ul.comに連絡してください。
更新の内容
SlingShotとSlingShot Extremeはテストのいずれかの部分が1秒あたり60フレームを超えると、スコアを「最大」として表示するようになりました。
これらのデバイスで3DMark WildLifeを実行することをお勧めします。
アプリの権限
「3DMark-The Gamer’s Benchmark」のすべてのバージョンの権限は以下のとおりです。
- Wi-Fi 接続情報
- view Wi-Fi connections(Wi-Fi接続を表示する)
- ストレージ
- modify or delete the contents of your USB storage(USBストレージの内容を変更または削除する)
- read the contents of your USB storage(USBストレージの内容を読む)
- 写真、メディア、ファイル
- その他
receive data from Internet(インターネットからデータを受信する)
view network connections(ネットワーク接続を表示する)
full network access(フルネットワークアクセス)
prevent device from sleeping(デバイスがスリープしないようにする)
Google Play license check(GooglePlayのライセンスチェック)(※)権限はバージョンアップ等により変更される場合があります。
開発元→ウェブサイトにアクセス→ULベンチマーク→お問い合わせ→本社所在地や電話番号、メールアドレスなどの情報が明確に記載されているので安心感があります。
ダウウンロード&インストール
アプリのダウンロードは下記リンクから行えます。
Welcome~概要説明(スキップ可)
起動時には5ページにわたってアプリについての概要説明があります。
不要な場合は右上の「SKIP(スキップ)」をタップすることで省略できます。
使い方
右上の縦三点をタップすると「設定」と「プライバシーポリシー」画面が表示されます。
複数のテストが用意されており上部のタブを左右にスライドして選択します。
テストを開始するにはテスト用データのインストールが必要です。
テストの種類に応じて2種類(Sling Shot、Wild Life)のインストール用データが用意されており、インストールは起動画面のオレンジアイコン或いは設定画面から行います。
テスト後など不要となったインストール用データは設定画面からアンインストールできます。
設定画面では端末に応じた利用可能なテストが表示されます。
デモンストレーションの有無、レポートやデータの送信なども選択できます。
テスト項目
4つのテスト項目は上部タブを左右にスライドして選択します。
(※テストできる内容は端末のOSバージョンなどにより違ってきます。)
- WILD LIFE (ワイルドライフ)
- WILD LIFE STRESS TEST (ワイルドライフストレステスト)
- SLING SHOT EXTREME (スリングショットエクストリーム)
- SLING SHOT (スリングショット)
横三線アイコンをタップするとメニュー画面が開きますので、短時間で終えるクイックテスト、或いは時間を要するストレステスト(Unlimited)のどちらかを選択して「RUN」をタップするとテストが開始されます。
各項目毎のテストメニュー
- Wild Life
- Wild Life Unlimited
- Wild Life Stress Test
- Wild Life Unlimited Stress Test
- Sling Shot Extream-OpenGLES3.1
- Sling Shot Unlimited Extream-OpenGLES3.1
- Sling Shot Extream-Vulkan
- Sling Shot
- Sling Shot Unlimited
4項目あるテストの各メニューは簡易的な性能をテストするクイックベンチマークと高負荷で端末がどのように動作するかを示す長いストレステストが用意されています。
Pixel4aを使用した「Wild Life Unlimited Stress Test」のテストは完了するまで1時間半以上を要しました。
長時間を要するテストもあるので実施前にはバッテリー残量にも注意が必要です。