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OHM(オーム電機) デジタルマルチテスター 普及型 TDX-200
購入動機
大阪日本橋で買った格安テスターの表示がおかしくなったので、電池交換のために裏蓋を外してみました。
開けてビックリのチャイナクオリティー。
- はんだ直付けヒューズ
- はんだ付け付近の基盤が白く変色
- 電池ソケットのバネがおかしな方向
- テスト棒コードの断線(補修済み)
値段や質感などから品質や測定精度には期待していませんでしたが、通電や電圧測定などには十分役目を果たしてくれていました。
LEDライトの改造に伴い通電を調べたかったのですが、電池交換後にファンクションスイッチを操作してもデジタル表示がされません。
テスター購入
内部の基盤状態を見たときに買い替えを決めました。
買い替えにあたりアナログ式とデジタル式のどちらにするか迷いました。
アナログ式は測定のたびに調整が必要であり、壊れやすいなどの評価もあったので読み取りも楽なデジタル式にしました。
電気関係の知識はあまりありませんので高度な使い方はできません。
用途としては通電確認と電圧測定くらいなので高価なテスターも必要ありません。
日本メーカーに絞って選定した結果、ベストセラーの「OHM(オーム電機) デジタルマルチテスター 普及型 TDX-200」を購入。
製品の主な特長
- マルチ機能のデジタルテスター
- 電池の寿命チェック、電気製品の故障チェック
- 軽量で使いやすく機能的なデザイン
- トランジスタチェック端子付
- 日本語表示板仕様
- 【測定機能】
直流電圧、交流電圧 、直流電流、抵抗、電池測定、ダイオード、トランジスタチェック、電池チェック
製品の主な仕様
- 作動方法:2重積分方式
- 表示:31/2桁デジタル表示、最大表示 1999
- 極性表示:自動(-符号のみ点灯)
- オーバーレンジ:1または-1マークが点灯
- 作動環境:温度0~50℃、湿度80%以下(結露のないこと)
- 保存環境:温度-15~50℃、湿度70%以下(結露のないこと)
- 電源:アルカリ乾電池(006P9V)
- 使用時間:約200時間
- 消費電力:5mW
- 寸法・質量:幅59㎜×高さ105㎜×奥行き27㎜、約100g
- 付属品:006P9V乾電池1個(内蔵済)
ミニカンヒューズ1個(200mA/250V内蔵)
テスト棒(赤/黒)1組、保証書付き取扱説明書
製品の詳細
テスター寸法
幅59㎜ × 高さ105㎜ × 奥行き27㎜
質量:約100g
以前のテスターよりコンパクトですが厚みがあります。
表示が日本語併記なので切り替えが分かり易いです。
裏蓋を開けてみました。
ヒューズもソケット付きですし、電池スナップもきちんとついています。
同じメイドインチャイナですが、日本メーカー取り扱い品なので信頼できそうです。
いろいろ測定
試しに測定してみました。
まずは家庭用のコンセント電圧を測定してみます。
ファンクションスイッチをオフから右に2つ回して交流電圧AC 200の位置に合わせてテスト棒をコンセントに差し込みます。
結果は102.0Vと表示されました。
次に充電池の電圧を測定してみます。
ファンクションスイッチをオフから右に3つ回して電池の位置に合わせます。
+-を確認してテスト棒をあてます。
結果は1.33Vと表示されました。(充電池規格は1.2V)
次にモバイルバッテリーの電圧を測定してみます。
念のためにUSB簡易電圧電流チェッカーも用いてテスターとの違いを確認。
ファンクションスイッチをオフから左に3つ回して直流電圧20の位置に合わせます。
テスター数値:5.21V
USB簡易電圧電流チェッカー数値:5.19V
確認のために他のモバイルバッテリーの電圧も測定してみます。
テスター数値:5.12V
USB簡易電圧電流チェッカー数値:5.10V
最後に通電チェック
ファンクションスイッチをオフから右に9つ回してダイオードテストの位置(抵抗Ωでも可)に合わせます。
テスト棒を接触させてデジタル表示の変化を確認。
その他にも直流電流やトランジスタの測定ができるそうですが、今のところ測定する機会がありませんので省略。
総評
テスターでいちばん重宝する使用用途は電気器具のコードの断線チェックです。
次に電池残量の確認でしょうか。
使用頻度は多くない機器ですが、いざという時になければ困る機器でもありますので一家に一台あってもいいと思います。