石油ストーブの替えしん交換【トヨトミRS-S23D】

石油ストーブ トヨトミ 替えしん RS-S23D TTS-129

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消火時のにおいを軽減!作業手順とポイントを画像付きで詳しく解説

きっかけ

5年前に購入した石油ストーブを収納するにあたり、「替えしん」を交換することにしました。

購入時に比べて消火時の臭いがきつくなっていると感じたのが交換しようと思った最大の動機です。

石油ストーブ トヨトミ 替えしん RS-S23D TTS-129

石油ストーブ型番:RS-S23D

石油ストーブ トヨトミ 替えしん RS-S23D TTS-129

適合機器型式一覧

「トヨ耐熱しん 第129種 TTS-129」の適合機器の型式一覧。

メーカーWebサイト記載の一覧には「RS-S23D」が載っていませんでしたが、商品に同封の取扱説明書には記載されていました。

替えしんの購入

石油ストーブ トヨトミ 替えしん RS-S23D TTS-129

トヨ耐熱しん TTS-129

今回交換する石油ストーブ(RS-S23D)の替えしんは「TOYOTOMI 石油ストーブ用替えしん (第129種) TTS-129」となります。

石油ストーブ トヨトミ 替えしん RS-S23D TTS-129

内容物は「純正替えしんと取扱説明書」だけで、思ったよりも薄くてコンパクトです。

レターパックで郵送されてきてポストに届いていました。

準備するもの

石油ストーブ トヨトミ 替えしん RS-S23D TTS-129

替えしんの交換作業に以下のものを準備しました。

    1. ウェットティッシュ
    2. ペーパータオル
    3. ブルーシート
    4. はさみ
    5. ブラスドライバー
    6. マイナスドライバー
    7. 養生テープ
    8. 軍手

その他に、掃除機と石油ストーブ収納用の袋も用意しました。

作業時の注意事項

  • ヤケド防止のために必ずストーブを消火、作業前に本体温度が十分に下がっていることを確認。
  • 意図せぬ着火や感電の恐れがあるので、必ず電池ケースから乾電池を取り外しておく。
  • 手を保護するために軍手を着用して作業する。

今回は取り換え作業完了後に石油ストーブを収納するので、石油タンクが空になるまで焚き切りました。

自然に消えるまで2回の点火を繰り返しました。

交換作業

古い替えしんの取り外し

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乾電池と石油タンクを取り出します。

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「緊急消火ボタン」を押してから、前面ガードを開いて「燃焼筒」を取り出します。

「しん調節つまみ」を前方に引き抜きます。

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本体下方の背面と側面にある止めねじ3本をプラスドライバーで取り外します。

本体をゆっくりと慎重に斜め前方上方に持ち上げて取り外します。

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本体取り外し

灯油を焚き切っていない場合は、灯油受け内部に灯油が残っているのでペーパータオルなどで吸い取ります。

内部には5年分の埃が付着していますので、掃除機とウェットティッシュを使って丁寧に掃除を行いました。

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しん調節器の止めねじ4本を手で取り外します。

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リード線に注意しながら、しん調節器をゆっくりと上へ持ち上げて取り外します。

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ハンドルジクに固定してあるレンケツバン止めねじを外してレンケツバンを取り外します。

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ハンドルジクを右方向に最大限まで回してしん保持筒を上げます。

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しん保持筒を反時計回りに回転させ、ピンをハンドルアームの溝から外すと、しん保持筒を持ち上げて取り外すことができます。

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取り外した古い替えしんと新しい替えしんを比較してみました。

点火部周辺が黒くなっていますが、全体的に思ったよりも汚れは少ないと感じました。

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古いしんを内側に折り込むようにして、ガイドピン(3箇所)をしん保持筒から外して下方へ引き抜きます。

新しい替えしんの取り付け

続いて取り外しとは逆の手順で、新しい替えしんを軽く折って、ガイドピンをしん保持筒の穴(3箇所)に差し込みます。

【注意】しん保持筒の刻印を確認して上下を間違えないように取り付けること。

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新しく取り付けた替えしんをしん保持筒の内側に指で押しつけて円形に沿って馴染ませます。

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ハンドルジクを右方向に最大限まで回しておきます。

しん案内筒にしん保持筒を取り付けた替えしんを差し込んで、しん案内筒に手で馴染ませます。
ハンドルアームの溝にしん保持筒のピン(前後2箇所)を時計回りにはめ込みます。

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マイナスドライバーを使って替えしん下部をハンドルアームの内側に入れ込みます。

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ハンドルジクを左方向に最大限回して、しんが完全に下がった状態にします。

レンケツバンをハンドルジクに通して差し込み、止めねじで固定します。

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給油時消火装置のアームを指で押し下げた状態で、ハンドルジクを左右に回してしんの上下がスムーズに動くか確認。

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しん調節器をしん案内筒に被せます。

しん調節器の上面としん案内筒の上面の高さを均一に揃えるために、対角線上に各止めねじを2本づつ均等に徐々に締めつけます。

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感震部を押して対震自動消火装置を作動させて、しんが確実に下がることを2~3回確認します。

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しんの高さは取扱説明書に記載されている「各型式のしんの高さ」を参照。

該当する高さのしん高さ確認ゲージを取扱説明書から切り取って、均一に揃っていることを確認します。

替えしん上端の糸のほつれ等がある場合はハサミなどで切り揃えます。

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本体を被せて両側面と背面の止めねじ3本を締めます。

石油タンク、燃焼筒、しん節つまみを元どおり設置して作業は完了です。

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今回は来季シーズンまで収納するので、石油タンク蓋と燃焼筒を養生テープでとめてから袋に入れて保管します。

まとめ

替えしんの交換作業自体はそれほど難しいとは感じませんでした。

しかし取扱説明書には、4タイプに分類された機器ごとに小さい文字でぎっしりと取替方法が記載されており、絵図などは若干見辛いと感じました。

自分の交換するタイプの交換手順を赤ペンで囲っておくとよいでしょう。

他に感じたことは、機種にもよりますが石油ストーブ本体価格に対して替えしん価格の割合が高いことです。

今回の場合、替え芯価格は石油ストーブ本体の約1/3でした。

取り替え手間などを考慮すると、買い替えるという選択肢もあると感じました。